今年1月31日の5号機撤去から、早いもので3か月が経とうとしていますね。

このタイミングをきっかけにパチスロに対する向き合い方を変えたスロッターもいるかと思いますが、僕の場合は6号機に思うところはありつつもパチスロ熱が冷めることは無く、今も変わらずホールに足を運ぶ日々が続いています。(とはいえ打っている台の8割くらいは以前コラムにしたWUG!ですが…笑)

5号機撤去の直前、ホールから姿を消す機種を惜しむ「サヨナラ実戦」をする方も多かったと思うのですが、当然僕もその一人でした。

幸い、近所にレア台を設置しているホールがあるおかげで『マシマシ-30』、『ビッグアップ』のような設置の少ない機種を楽しむことができましたし、中でも『ウィザード・バリスターズ』では今まで経験できなかったフリーズと完走をサヨナラ実戦で達成することもできました。

「もう5号機に思い残すことはない…これからは6号機で楽しんでいこう…」

自分の中では納得のいく5号機とのお別れができた。そんな風に思っていたのですが、今年の1月にふとある事を思い出してしまったのです。

2年前の遠征計画再始動!

どうしても普段の行動圏内では打てない機種が打ちたくて2020年の正月休みを利用して遠征を予定していたものの、当時流行り始めたコロナの影響でオジャンになってしまった遠征計画。

もう行ける機会はないだろうと諦めていたので、この計画自体をすっかり忘れていました。しかし、旧基準機もコロナの影響で設置期間の延長が繰り返された結果、ギリギリでまだ打てることが判明!

コロナで実行に移すことが叶わなかった遠征がコロナのおかげで2年越しに実現してしまうのも皮肉なものですが、これが正真正銘のラストチャンス。迷っている暇はないとすぐにチケットを取り、いざ遠征!

いざ石垣島のスロ専へ

遠征先は石垣島の「ピータイム石垣様」。石垣空港からレンタカーを借りて走らせること約30分で無事到着。設置はパチスロ約100台の小さなスロ専で、設置されている機種も全て30パイ。これは沖縄県外の人間からすると魅力的なポイント。

店内に入ると稼働は5割くらい。ただ、その5割のほとんどが今回の打ちたい機種であるメイン機種に集中しているせいでほぼ空き台無し…

他の台を打ちながら空くのを待つか~。なんて考えながらバラエティ島(30パイ)を物色していると、打ちたかった機種のシリーズ機が空いてるじゃないですか!ということでサヨナラ実戦開始!

 

さて、ここまで読んだ方の中には既にお気づきの方もいるでしょうが、わざわざ茨城から沖縄まで遠征してでも打ちたかった台は、トリプルクラウンシリーズ。

トリクラの愛称で呼ばれる大人気のシリーズで沖縄では圧倒的なシェアを誇っており、沖縄以外の地域でお目にかかる機会はほぼ無い機種なので、撤去になる前にどうしても思い出として5号機のトリプルクラウンを打っておきたかったのです!

スペックはシリーズを通してノーマルタイプになっていて、三冠王の機種名の通り野球をモチーフにしている台ということでバットのランプが光ることでボーナスを告知。一言で言ってしまえば、沖スロの王道をゆく完全告知機ですね。

その中で、今回打つことができたのは『トリプルクラウンG-30』。2016年導入機種で、5号機撤去直前にシリーズのメインとなっていたZERO IIやXよりも少し前の機種なので、結果的にトリプルクラウンの中でもレアな台を打つことになりました。

まず、席について打ち方を確認しようと台間の機種説明を読んだのですが…

 

・通常はチェリーのフォローのみ

・ボーナスは一度だけ逆押しで最大獲得可能

 

これだけ! 30秒で理解できるくらいシンプルでした!

あとはとにかく楽しむだけ。ボーナスを待ちながらまったりと回していく訳ですが…

投資1000円でまさかの中段チェリー!

当然BIGで、幸先よくまとまった出玉をゲット。精神的にも楽になったので、自販機で買ったさんぴん茶を飲みつつお店の雰囲気も楽しみながら引き続き打っていきます。

 

打ちながら周りを見回すと、トリプルクラウンを打っているのはお年寄りを中心に幅広い層の方々で、まるでジャグラーのシマにいるような感覚を覚えます。「トリクラは沖縄のジャグラー」なんて言葉も聞いたことがあるのですがまさにその通りだなと感じました。

機種は違えどポピュラーな機種が幅広い層で賑わっているのはパチスロ好きの一人として純粋に嬉しいですね。

一方で沖縄ならではなのかな?と思う部分もありました。

沖縄以外の地域であれば、ドル箱は台の上に棚のような部分がありそこに置くのが一般的ですが、そのお店では台と台の間がブチ抜かれており、そこに縦にドル箱を置くようになっていました。そのおかげで向かいのシマで打っているお客さんが見えるんですよ。今回打っている間にも数回、向かいで打っている方と目が合って気まずくなりました!

こういったドル箱の置き方をしているお店は他県では見たことないですし、この後に他のお店も覗いてみると同じような置き方だったので、沖縄ではこれが基本なんですかね?

もしご存じの方がいらっしゃいましたらコメントいただけると嬉しいです。

 

話は戻って実戦ですが、最初のBIGの出玉を飲まれた後、追加投資をしながら下皿をずっとモミモミ……。

実戦動画でいうところの「取れ高」のようなものはほぼ無く、通常は白く光るバットランプが赤や緑に光る特殊告知が見ることができたくらい。

お店の雰囲気とトリプルクラウンを純粋に楽しんでいただけで気が付けば予定していた半日の実戦が終了。

結果的には4000円の負け。とはいえ打ちたかった台を半日楽しめましたし、テーマパークで遊んだと思えば喜んで払える納得の負け! 勝った負けたより楽しく打ちたい僕らしい結果でした。

この遠征にはもう一つの目的が…

さて、サヨナラ実戦は無事終了したのですが、実はこのお店に来た目的はもう一つあるんです。トリプルクラウンを打つだけなら沖縄本島の方が飛行機の便数も多いし運賃も安いにもかかわらず、石垣島を選んだのはコレです。

「日本最南最西端の沖スロ専門店遊技証明書」

文字通り、日本最南最西端のピータイム石垣さんで遊技すると発行してもらえる証明書です! 実は、以前あしのさんがこの証明書を持っているのを見せていただいて、その時からずっとピータイム石垣さんに行ってみたいと思っていたんですよ。

念願の証明書もゲットできたので、今後はこれを使って隙あらば自慢してやろうと思います!

 

実はあまり大きな声では言えませんが、まだ地域によっては打つことができる5号機が存在しています。それもどんなに長くても4月中までの設置だと思います。僕自身もまだサヨナラ実戦する機種が残っていますので、気になった方は調べてサヨナラしに行ってみてはいかがでしょうか?