2009年11月に京楽から出された「CRAぱちんこ必殺仕事人3祭バージョン」は、大当たり確率1/89.9という甘デジの中でも当たりやすい仕様で、大当たりの全てに5回転のSTが付きました。

さらに、時短の振り分けが20回転と95回転が半々。つまり、2回に1回は、確率分母以上の時短を得ることができました。

そして、確変時短中電サポの開閉に合わせて簡単な止め打ちをするだけで、玉を増やすことができました。確変は5回転限定ですが、その1回転1回転に演出が入り、当たらなくてもリーチがかかればそれだけ玉を増やすことができました。

確変の5回転に加え、時短95回転の際はさらに玉増やしタイム。時短中に大当たりしてまた確変5回転+時短95回転も普通で、当たらないスーパーリーチも歓迎(笑)にて、1日打てばその半分の時間は玉増やしタイム、な感じで打つことができました。

体感的に激甘な機種、というか朝から打てば負ける気がしない機種で、2010年は年間の機種別収支も第1位(年間の勝敗は、39勝22敗)となりました。生涯での甘デジ限定収支も、初代大海アグネスに次いで第2位となりました。個人的には攻略機レベルに甘く感じていたのに関わらず、パチンコ誌がその利点を殆ど取り上げなかったのも功を奏しましたね。

2009年と言えば2022年現在で3代目となる蒼穹のファフナーの初代が登場した年。パチンコ史において最後の攻略機とも言われ、終焉するのも早かったのですが、反して「祭」は長く追いかけることができました。

翌2010年の1月、オリ法誌ライターたいがー山本さんのオフ会で知り合った、大学生のKさんが私の地元にお越しになり、連れパチをした際の実践内容は・・。

103回転で2連、182で単、188で3連、208で3連、53で2連、296で2連、188で単、113で2連、23で2連、51で単、115で3連、65で単、117で単、10で単、29で2連、31で単、39で単、177で3連、97で単、44で単、6で単、65で単、85で3連、18で単、20で単、223ヤメ(初当たり確率1/102)

回転率23回(千円)の祭の1台を9.5時間打って収支は+27(千円)、でした。

このように、甘デジであっても大当たり履歴データをずっと付けています。この日、Kさんには右打ちの効くベノムの逆襲を打ってもらいました。Kさんは、こんな回る台が打てるのなら泊まる段取りしておけば良かった、と言われましたね。卒業後は地元の山陰で介護職に就かれたと伺いました。

その後も、何らかの理由で遠征する際には設置店を調べておいて、時間があれば「祭」を打ちに行きました。

地元では設置店が無くなって以降もこれを繰り返し、岐阜遠征時にはパチ友Yさんをお誘いして設置店を案内、連れパチをしました。

名古屋で栄華さん主催の釘迷宮オフ会に参加した時は、昼間に京楽直営店に行き、所狭しと並ぶ仕事人祭の1台をチョイスして試し打ち。これがすぐに当たって連チャンし、危うくオフ会に遅れそうになる、といったこともありました。

大阪方面遠征時には、西宮駅前にあった、珍古台の宝庫であったコク〇イ店へもよく行きました。というか、「祭」目当てでよくこちらへ遠征しました。

Pワールドでの設置店状況でとうとう最後の1店となった、岡山県と兵庫県の県境にあったU店へも高速道路をひた走り、打ち納めをしてきました。このお店もまた、ココにしかないような珍古台がいろいろ残されていました。

昔は、初見のお店へ訪れた際に見たことのない機種があったりするのも楽しかったのですが、今は金太郎飴状態になってしまいました。そういった個性的なお店が殆ど無くなってしまったのは残念でなりません。