6.5号機(スマスロ含む)がホールに登場してから『パチスロ、始まった。』のような台詞をよく目にします。

確かに景気の良い出玉の話なんかを目にする機会が増えているのは事実。

だがしかし、それを以って『状況が良化した』と言い切れるのか?と問うならば、個人的な解は【否】

あくまでもAT機の出玉の波に関して荒くなっただけの話ですし、そもそもボーナスタイプの機種は冷遇のまま何も変わっていませんからね・・・。

まぁ、まったりと遊びたいエンジョイ勢からすれば、あまり縁の無い話です。

なので、実戦においては『甘めの機種』を中心に据えて攻めるのが、私の中に幾つかあるメソッドの中で主軸とも言える王道パターン

広告の下から始まる今回の実戦記も、当然ながらそのような実戦となっております。

・実戦ホール
  →筆者地元(都内)の駅近郊スロ専店
・ホール特徴
  →王道機種構成、低貸しアリ
・交換率
  →46枚貸し・5.2枚交換
・実戦日
  →令和 5年 2月 5日(日)
・実戦開始時間
  →13時45分頃

『この日は打ちに行く!』と前々から決めていたものの、家を出たのは昼食と食休みを終えてから・・・と言う、のんびりとしたスタート。

まぁ、狙い台があるワケでもなく、リセット台をカニ歩くような戦術も好まないので、慌てる必要もないですしね。

と言うことで、『何を打つかなぁ・・・』と考えながらの往路を経て、マイホに着いて向かったのは本日の実戦機種である・・・


犬夜叉(クロスアルファ)

『A+AT+1』と銘打たれた『AT中に擬似ボーナスに当選する毎に、同一AT内の擬似ボーナス当選時の報酬として擬似ボーナスがプラス1される。』という革新的な新システムが採用された6.5号機のAT機となっており・・・

・・・え?

リード文の【『甘めの機種』を中心に据えて攻める】と全然異なる荒波機種じゃないかって?

まぁ、確かにこの犬夜叉は世間的には『荒波機種』と呼ばれています。

ただ、それはあくまでも世間での意見・感想の傾向がそうであるだけの話。

と言いますのも、幾度か本機を打った上での私の印象は『大勝もしなければ大敗もしないマイルドな機種』と言う感じなんですよね。

なので、あくまでも経験・実績値を踏まえた上での個人的評価に基づいて『甘めの機種』として座った次第です。

導入当初から暫くは高稼働を誇っていた本機ですが、この日は日曜の午後だと言うのに打たれた形跡があるのは4台中1台のみ。

と言うことで、朝イチ台のうち前日ちょい凹みだった台にて実戦スタートです。

通常時にまず目指すのは約50枚獲得の擬似ボーナスである『四魂ボーナス』

この四魂ボーナス消化中のレア役又はボーナス消化後のCZ『鉄砕牙チャンス』からAT『ブッた斬りSRUSH』を目指し、AT中に高確率で抽選される擬似ボーナス当選を重ねる。と言うのが、出玉増加のメインルートとなります。

そして、前述したとおりの『A+AT+1システム』により、AT中はボーナスを射止めれば射止めるほどに1回の当選契機における報酬が+1される。と言うのが一番大きなポイントです。
※最大8ストック

と言うことで、四魂ボーナス目指して淡々と打っていくと・・・


投資6本目の165Gにて、チャンス目Aからブッた斬りスタンバイ。

次Gのレバオンで『ブッた斬れ!(疑似遊技)』から中リール3連図柄停止にてボーナス前兆『妖対峙』へと進むも、エフェクト緑にて極楽鳥とのバトルに発展し敗北・・・。

追加1本を投じての226Gにて2度目の妖対峙を射止めるも、またもエフェクト緑かつ期待度の低い神無とのバトルで再度敗北・・・。

更に追加投資を重ねること6本、386Gにて3度目の妖対峙に。

『2度ある事は~じゃなく、3度目の正直で頼むぞ!』と思っていると・・・


かごめカットインからの先敵撃破で白童子以外を撃破!かつ、桔梗演出から【激熱】表示!!と、流石にコレは貰ったでしょうw

と言うことで、安心感全開の白童子とのバトルを見守り・・・

撃破!一発目の四魂ボーナスいただきました、ありがとうございます。

と言っても、ココからメインAT『ブッた斬りSRUSH』を射止めてからが本当のスタートライン射止めれなければ再度イチからやり直しとなります。

で、この四魂ボーナスからは・・・

・・・消化中AT当選も無く、消化後のCZ『鉄砕牙チャンス』も敢え無くスルー・・・orz

この時点で投資は13本。

他の機種に移るか。それとも粘るか。その判断基準となるのが50G目に表示される『札』

と言う事で、四魂ボーナスで得たメダルでどうにか50G目に到達すると・・・

そう来ましたか・・・。

『三刻内』表示ゆえに『四魂スルー天井が3回以内の示唆』となるので、ココでヤメの選択はナシとなりました。

と言うことで、AT当選まで追う事とします。

追い銭1本を投じた69G目にて妖対峙に入るも、黄色エフェクト+神楽と期待薄。そして当然のように敗北。

スルー天井が判っているだけに、早く当りが欲しい。

そう思っていると92Gで引いた強チェリーから白童子とのバトルに即発展かつタイトル赤字!これはアツい!

と言うことで、この状況下では嬉しい早めの四魂ボーナスを射止めるも、未だスルー天井到達ではなかったようでAT告知はナシ・・・。

だが、未だ自力でATを射止められる可能性は残っています。

天井前に己で掴んでしまえ!と、気合を込めて挑んだ鉄砕牙チャンスにて・・・

ベルから金文字→レバオン擬似遊技でブッた斬り目!この瞬間が気持ち良過ぎるんですよねw

と言うことで、AT『ブッた斬りSRUSH』いただきました、ありがとうございます。

ATそのものは1.8枚/1Gかつ初期G数も殆ど20Gと共に少ないですが、擬似ボーナス当選確率は約1/12.8かつ当選すればするほどに報酬が加算されるので、ここに犬夜叉の愉しさの大半が凝縮されています。

・・・と、呼吸を整えてからATの消化を始めると・・・

 

ウソやろ・・・orz

まさか実戦記用の実戦で初のノーボーナスを達成してしまうとは・・・。

だが、この場合は救済として引き戻し高確率である『ブッた斬りZONE』突入濃厚となるので、期待度50%を刺せば良いだけの事

と、強がりつつも不安に駆られながら挑んだブッた斬りZONEで・・・

2G目で引き戻し!あぶねぇ・・・(汗)

と言うことで、AT『ブッた斬りSRUSH』に返り咲きました。

そして、初期Gはお決まりの20Gですが、同じ轍を踏むワケにはいきません。

そんな気持ちに共鳴するかの如く、このATでは・・・

  • 2G:ボーナス(白BB:104枚+封印)
  • 4G:ボーナス(①白BB:104枚、②白BB:104枚)
  • 5G:ボーナス(①白BB:104枚、②ブーストチャンス:乗せナシ50枚、③白BB101枚+封印)
  • 6G:ボーナス(①白BB:102枚、②白BB100枚+封印、③ブーストチャンス:80枚、④白BB100枚)

と、犬夜叉の醍醐味である『A+AT+1システム』を存分に堪能

そして獲得枚数が1,000枚を超えましたので・・・

AT終了後、再度ブッた斬りZONEでの引き戻しに挑む権利も無事ゲット!

ただ、ココで油断しきってしまったのか、報酬5個に挑むもその後はボーナスを射止められず・・・

ボーナス都合10個の1,034枚獲得にてAT終了となりました。

そして、引き戻しは・・・射止められず・・・orz

とりあえずまとまった出玉は得られましたが、どうしたものか。

と言うことで、50G消化して表示される札の示唆に委ねる事に。

すると、表示が『奇の剣~』と、スルー天井1or3or5に期待と言う中途半端な示唆・・・確定ならば追う覚悟も決められるのですが『期待』となると悩ましい・・・。

まぁ、とりあえず四魂ボーナス1回だけ見てみることにします。

その後でまた浅めの示唆が出るかもしれませんしね。

と言う事で、持ちメダルで消化していくと・・・

  • 121G:妖対峙→緑/極楽鳥:×
  • 193G:妖対峙→黄/神無 :×
  • 398G:妖対峙→黄/神無 :×
  • 544G:妖対峙→緑/極楽鳥:○

と、G数天井(666G)までの連行は回避できたものの、まぁまぁ深い所までは持って行かれる羽目に・・・orz

これでスルー天井が5回だったらキツいなぁ・・・なんて思いつつ四魂ボーナスでのBAR狙えの指示を待つと・・・

テンパイ形が斜め!AT期待度アップです!!

コレはスルー天井1の可能性が無くもないぞ。と、中リールにBARを狙って・・・

!!!

擬似遊技だから可能なズル滑りからブッた斬り目降臨=AT確定となりました。

ちなみに、AT告知については・・・

『かけらチャレンジ』虹表示からの『デカ押下』経由と、派手な感じでの祝福と相成りました(苦笑)。

ATはお決まりの20G開始でしたが、5%で選択される『開幕封印』なので、一応チャンス!

再度、先ほどのATくらいの一撃を叩き出せる可能性もあります。

そんな気合と共に消化したATですが・・・

  • 2G:ボーナス(白BB:104枚)
  • 14G:ボーナス(①白BB:101枚、②白BB:102枚+封印)

と、ボーナス3発の422枚獲得と言う凡百な結果に終わりました・・・(遠い目)。

AT抜けから僅か6Gにて妖対峙に移行しエフェクト緑から白童子(赤文字)と高期待のパターンとなるも、ココは当らず・・・手痛いなぁ・・・。

そして、例によって進退は札での示唆を参照して決めるべく50Gを待ち・・・『焦らずに~』の基本パターン

まぁ、熱めの演出も外したところですし、セオリーに沿ってココでヤメるのが賢明でしょうね。

と言うことで、これにて実戦終了。

結果ですが・・・

投入: 690枚
回収: 719枚
差枚: +29枚

と相成りました。


と言うことで、差枚がプラス29枚と言う結果でして、実戦パート冒頭に書いた・・・

ただ、幾度か本機を打った上での私の印象は『大勝もしなければ大敗もしないマイルドな機種』と言う感じなんですよね。
なので、あくまでも経験・実績値を踏まえた上での個人的評価に基づいて『甘めの機種』として座った次第です。

を体現するかのような結果に着地しました。

勿論、上にも下にも突き抜ける要素のある機種と言うことは理解していますが、それでも敢えて言いましょう

『本機は【攻めどころとヤメ時を間違わなければ、それなりに普通に遊べる機種】である。』と。

まぁ、繰り返しですが、あくまでも自身の経験則と実体験から導き出した認識・持論に過ぎないので、異議はあって然りだと思います。

ただ、そう言った自論を導き出したり、その自論に沿って遊技機と向かい合ったり。と、それも愉しみ方のひとつであって、『ノーマル機で自分なりの打ち方を模索して愉しむ』と言う感覚に近いとも思えるんですよね。

特に、世間的な評価が上下どちらかに偏っている機種であるほど、いざ自身が触ってみると全然違う印象だったりすることもあるワケですし。

そんな『気付き』もまた遊技の面白さ、奥深さのひとつなのかな・・・と思っています。

と、何とな~く綺麗にまとまったところで、今回の実戦記を〆させていただきます。

(K.S.Yuki)