これを書いてる今日は11月6日。昨日の5日は記念すべき日になりました。そう、阪神タイガースが38年ぶりにアレのアレ、日本一に!!
50年来のタイガースファンとして嬉し過ぎなので急きょ、ブログにします。
もともと、こちら端っことはいえ関西の片隅ゆえ、昔からTVの近畿放送(現KBS京都)では試合終了まで阪神の試合を放映。父親がファンだったことでTVではいつも阪神の試合が流れてた影響で、小学生の頃から阪神ファンに。大洋の高橋投手の遅い変化球を打てないことにいらいら。まあ、富士より高い5割山と言われ、藤田平はカタメ打ちができますから、と後藤氏のワンパターン解説を聞きつつ長年Bクラスが指定席。
シーズン最終戦の対巨人戦。勝った方が優勝という試合に大敗、などココ一番に弱いチームカラー。そんな中、バース掛布岡田のクリーンアップ+1番真弓でホームラン量産し初めての日本一に。
しかしその後、セリーグ優勝はあるも短期決戦で点が取れず日本一にはほど遠い状態に。球団創設88年で同じ巨人は既に22回日本一を獲得してるのに阪神は僅かに1回。
江本氏が言った「ベンチがアホやから野球がでけへん」は長年私も感じてて歯がゆい思いをしてきた訳ですが、やっと岡田監督がやってくれました。
誰がエース、とかは無いが調子の良い選手の見極めがいい。例えば西純は、シリーズで140の後半は出るも球にキレが無く殆ど使いませんでした。長年野球を見てきて、この投手は球にキレが無く打たれそう、なのにまだ使うか?で打たれるシーンが再々でした。そういう意味で投手起用が絶妙。恐らくですが球速は無いがキレと度胸抜群の抑え岩崎がシーズンMVP。
現、阪神最高のバッターは近本。好打者の木浪を8番に固定し、近本で返す3番の役割も担わせる采配も見事でした。以前なら、8番捕手、9番投手のイニングはノーチャンスで無得点ばかりでしたが、野球が変わりました。何故か近本がWBCに選ばれなかったのですが、これも大きかった。
WBCに選ばれた中野は内野手で試合に出続け誰よりも長いシーズンとなり、最後はヘロヘロでした。そんな中バントの技術は凄かった。
チャンスで新人で3番の森下の打席。ベンチの複数の選手から「センター返しや!」の声。これ、引っ張って強い打球を打つスタイル(プルヒッター)の森下への、よりヒット打つための的確なアドバイスを選手間でするという目に見えない阪神の強さを表してました。
四球数の査定をアップしたことで開幕時から、四球を選んだ選手がガッツポーズ。ボール球は降らない姿勢から四球が増えたこともどんでん岡田監督の好采配。開幕戦と言えば、大阪ドームでの開幕投手、エースはお前だおーんと青柳。シーズン中イマイチであってもその青柳を信じての7戦目に起用(そして相手が左を並べる事を見こし、いつでも左の伊藤をスタンバイ)も見事でした。
大リーグでもポストシーズンからワールドシリーズにかけた短期決戦ではスタンドは満員となりかなりの盛り上がりとなります。しかし、今年はことごとくビジターチームばかりホームランを打ち、点を取り、勝ちました。恐らく最後は10試合連続くらい、なので盛り上がりに欠けました。さらに、シーズン通して優勝できなかったチームがワイルドカードとして勝ち上がりました。
対し、日本シリーズはセ・パ共圧倒的勝率で優勝したチームがCSでも相手を圧倒した、阪神とオリックスの言わば王者同士のぶつかり合いとなりました。
長いペナントレース、シーズン中あんな強かったチームが日本シリーズでは弱かった、ケース多々ありました。
しかし今回、本当に強いチーム同士、1試合毎に流れが変わりどちらが勝つか最後まで分からない最高の日本シリーズとなりました。阪神ファンだからこそオリックスの強さはひしひしと感じました。山本、宮城が無双状態のピッチングをしたら点が取れない。第6戦、日本のエース山本が無双を発揮したのはメジャーへの良いはなむけでした。
頓宮、紅林、ゴンザレス、宗の打者陣は素晴らしい。紅林、ゴンザレスは守備も実に良かった。ただ、故障の影響か調子出なかった選手も。長いシーズンに怪我は付きもの。阪神の方が故障の影響が少なかった。
そして応援の圧は明らかに阪神が上にて甲子園でのこの後押しは、昔なら委縮し、チャンスに凡打の山。しかし今の選手はそれを力に変え得る点が素晴らしい。あのずっと故障で投げれなかった湯浅が登板した時の盛り上がり、それだけでムードが変わりました。
また、審判がストライクをボール判定するケースが目立ち、それが原因で投手力上位同士なのにけっこう点が入った印象がありました。まあ、この審判は判定が辛いという情報が入ってると投手の表情から伺えましたが、ちょっと厳し過ぎましたね。あと、あのコントロール悪い投手の時の満塁策を見て采配の差を感じました。
ずっとスカウト能力、育成能力も低く、習わなくていいのにどこかの金満球団みたく他球団から主力選手を集めたこともありましたが、近年はそれらが改善。やはりスカウトした若手が成長しチームの中心選手になるスタイルが1番。阪神、オリックスとも中心選手に若手の台頭があり、今後も魅力に溢れてます。
とにかく、日本一獲得できると思ってなかった阪神。生きてるうちにもう1度夢を見させてくれ、感謝しかありません(感涙)。
そうそう、岡田氏がまだ2軍の監督時代、私の住む山陰で試合してた際、パチンコ店で見たとの声がありました。また、その頃の私の職場(市で1番大きなショッピングセンター)で中西ピッチングコーチを見かけましたが、「身体デカ!」と思ったものでした。
イチローの活躍によってメジャーリーグ中継を目にする機会が大幅に増える様になり、そのパワーとスピードが当たり前になるとともに日本のプロ野球への興味が薄れてしまった私ですが、元はと言えば“5番ファースト遠井五郎”の頃以来の阪神ファン、今年は毎日スポーツ報知を(今は亡き父親がG党だったゆえ)めくるのが愉しかったです。
木浪がレギュラーになり、森下も出てきて、あとは外国人選手の“きゆっ”としたのが入ってきてくれるといいなあなんて思ってます。振り返ればカークランド、ラインバック&ブリーデン、オルトやマートン、そしてランディ·バースと個人的に“きゆっ”とする(今だとエモいとでも言うのでしょうか?)助っ人がいましたが最近は…😓 (今年はあまり見ていないので)ノイジーはどうでしたか?
ともあれ、来年もニュース番組のスポーツコーナーのたびにチャンネルを変える機会が少ないといいなぁなんて思うこの頃です。🐯
いやぁすべての試合で見どころのある素晴らしい日本シリーズでした。阪神日本一おめでとうございます。ありがとうございます。
92年の八木のホームラン誤審やら2005年の33-4やら悪いことは覚えていたりしますが、いいことは意外と覚えてないのですが、2023年は忘れることはないでしょう。
オリックスが日本シリーズで山下・杉本・頓宮と主力がケガでしたが怪我人が少なかった阪神はそういう意味でも一年を通してうまく戦えたんだなと思います。
シーズンは青柳・西勇がイマイチな序盤も村上・大竹のおかげでむしろプラスでしたし、湯浅の不調→ケガも岩崎の活躍でこちらもプラスな感じでした。
個人的には石井と島本に殊勲賞を上げたいです。この2人がいることで後ろが安定したと思います。
シリーズの転換点と感じたのは湯浅の登板です。1球で仕留めた第4戦、8回ピシャリの第5戦と完全に流れを変えてくれたと思います。
ともあれ、次のアレまで早いか遅いか。果たしてどうなることやらですね。
>ギルBさん、コメントありがとうございます。
お書きの助っ人、懐かしいですね。で、全て打者という点を見ても、どうしても打者の方が印象に残ります。前回日本一の時の助っ人投手、そして日本人投手、私もですが出てこない。
ノイジーは最終戦でよく打ちましたね。ただシーズン通してはイマイチでしょうか。ミエちゃん早くも来シーズン契約しましたが、これは?です。まあ、阪神もオリックスも外人偏重でない打線、投手というのも良かったと思います。
>白いシローさん、コメントありがとうございます。
はい、全ての試合、流れがあっち行きこっち行き素晴らしかったです。怪我人が少なかったのも素晴らしいことですね。特にパリーグはパワーピッチャー(球速重視)化傾向にありますが、阪神はコントロール重視。これが怪我しにくい秘訣の一つだった気がします。村上、大竹、石井、島本、それぞれの持ち場で大活躍でした。先発から中継ぎへ力が落ちない投手陣の層は過去一だったように思います。