A「目押しが出来ない4号機世代とか何の価値もないよねwww」

 

ひぐらしのビタ押し成功率が5/10とヒドイ有様だったボクに言い放ったA君。

 

万「うっせえwならお前の新ハナビのユニメモ見せてみろや!」

 

\REG2コマ目押し×3成功率 75%/

 

こういう低レベルな争いはホントに良くないw

今の時代、それほど目押しを必要としない機種の方が主流で、その流れはきっとこれからも変わりません。とは言え、ボクはパチスロのゲーム性の根幹は目押しと3リールの制御が織りなす9マスの小宇宙だと思って育ってきた世代。

Aに煽られた悔しさを糧に、今週も1回だけ朝からガチ稼働をしてまいりました。

抽選死亡で根拠の薄いマイジャグV

某日、100人超が抽選に参加する特日で引いた番号は「77」。

お、ラッキーセブンじゃん、と浮かれるわけもない番号を引き、読み・根拠が強い狙い台には着席できず。まずは「あったらいいなぁ」程度のマイジャグラーVからスタートしました。

ジャグラーはいつもジャグラー。

5代目は初打ちでしたが、何の違和感もなく普通に打てますし、BIGの枚数が減ったとは言え、高設定域のボーナス確率アップ、1000円あたりのゲーム数アップと、より安定型になっているジャグラーは、今も高設定狙いの選択肢からは欠かせない1台となっています。

 

いわゆる全⑤⑥狙いの着席で、この時点でのシマ合算は設定⑤の近似値。しかし、極端に強い1台が全体を引っ張るような形でシマ合算が良いものの、自分の台+数台の挙動は全くダメ。でも、専業とおぼしき人たちも全系と踏んでまだ回している。そんな状況です。

ジャグラーの設定が2000Gごときで分かるわけがない以上、あくまでもシマ合算を優先すべきですが、そうこうしている間に全台系とは違う法則で高設定が投入されている可能性が見えてきました。

打つ打たないで分かれた明暗

A「全系より新法則の方が固いかも。ファミスタ空いてんで」

万「せやな。A打てよ」

A「イヤや」

 

ビタ押しが必要だから敬遠するのも分かるけど、別にアシスト目押しを使えばいい。75%の成功率でも法則が当たって高設定ならマイジャグよりは良いはずです。しかし、頑なにファミスタを拒否してマイジャグを回すA。

そもそもこのホールにはAから提供された情報ありきで来ているわけだし、優先権はAにあるのが暗黙の了解ですからボクが座るのは遠慮し続けたのですが、どうしても打たないというのでファミスタに移動。

展開にも恵まれ、マイジャグの負債を返して余りあるプラス3000枚オーバーの快勝となりました。

設定②以上・⑤⑥確定の演出は出なかったものの、通常時のチャンスタイム移行率は56の間。マイジャグはその後失速して全の可能性は消滅。時間がたてばたつほどファミスタ含む法則への確信が深まるばかりという店内状況でしたから、恐らく⑤か⑥でしょう。

そして、あぶれたAには「いつでも止めるからファミスタ打ちーや」と言い続けたものの

A「帰って寝るわw」

と去っていきました。

 

……お前、そんなゆるいやり方だから借金返せないんじゃね?w

 

と、元スロニートおじさんは感じつつ、それが彼の選択なら仕方ないと目押しに邁進した結果がこちらです。

この回数こなして成功率94%というのは、ちょっと記憶にないレコード。

ひぐらしは出来ないのになんでこっちは……ねぇ?

ネットの目押し自慢はリアルじゃないって話

ファミスタやひぐらし、マッピーやディスクアップなど、近年ビタ押しの重要性が高い機種が継続的に出ている中で、SNSを見ているととんでもない化物がゴロゴロいるように感じます。ビタ押し成功率98%以上は当たり前、技術介入機をブンブン回して〇〇万ゲームでプラス〇万枚とかそういうの。

X(Twitter)やまとめサイトなんかでは尖ったデータが注目されるだけに、これらの化物たちに自然と目に触れる機会が多いものです。そして、そんな化物たちを見ていると「俺には無理」ってなってしまう方も多いのではないでしょうか。

この日ファミスタを敬遠したAも、5号機からパチスロを覚えて目押しが必要な台を避けてきたタイプですが、ひょっとしたらその一因に、SNSにあふれる目押し自慢たちの悪影響があるのかもしれません。4号機おじさんたちの悪いところですw

でも、実際のホールにはそんな化物まずいません。

ここ最近、技術介入機を打つたびに周囲で打っている人が自然と目に入りますが、みんな適度にミスります。それがリアルな現場だし、本来他人を気にする必要なんて一切ありません。

SNSで「95%以上出してるのに自虐するオジサン」とか「隣に座る自分より上手い人の目線」なんて無視だ無視。過去の自分に勝てていれば自分を褒めてあげる。それが目押し上達の一番大事なポイントなんですよね。

どんなに上手でも、斜に構えて1G1Gを適当に打つ人は何度でも同じミスをするからそれ以上上達しませんし、ちゃんと自分と向き合える人はいくら最初がヘタクソでも必ず上達していきます。

その上で「今は目押し上達への環境が整ってるなぁ」と感じます。

2コマが怪しい人はまず新ハナビ。出来るようになってきたらゲーム性が似ているバーサスリヴァイズでビタ押しに挑戦。もっとビタ押しを練習したければ、ファミスタで液晶タッチでスベリコマ数確認したり、BIG中毎ゲームビタに勤しんだり。そんな具合に、習熟度に応じた機種選択ができます。

ただ、結局こういった技術介入機を打つか否かは「目押しの上達を楽しいと思えるかどうか」なんでしょうし、エンジョイスロッターの皆様は楽しくなきゃ適当で良い。

でも、少なくともスロニートであるAは

「練習できる上に期待値あるんだから、帰って寝るとか言わずに打てや!ww」

と強く思った老害オジサン丸出しの1日でした。

まだ書く私信

そして、ここまで書いてコレ今年ラストかって事に気づいて、簡単に振り返り。

何と言っても今年は妻の病気が大きなターニングポイントでした。自分自身が前向きに取り組めた事ばかりじゃなかったので、いわゆる今年のまとめ的なものはマイナスな事柄も多いからあまり書きたくないというのが正直なところです。

一大目標だった夏の「安田一彦還暦記念イベント」も成功裏に終わりましたが、もっとできたんじゃないか、という思いはどうしても残ってしまう、そんな下半期でした。

ただ一つ、間違いなく良かったと言えるのは、妻の手術後の数ヵ月の経験です。

やってる最中は地獄のように感じたワンオペ育児&妻のフォロー&仕事の激変の3並立でしたから、もう一度やれと言われたら絶対やりたくないwでも、あの時その瞬間にしかいないチビとの時間は改めて宝物だったな、と強く感じています。

あの体験を通じて間違いなく自分の見識が広がったと思うし、初めて父親になれた気がします。

最近、少しづつ言葉も理解も進んできて手が離れていっている実感があるのですが、それがちょっと寂しい。でもこれから先は、妻の回復とともに仕事の時間が増え、チビも成長していく中で、手を離れる時間がもっともっと増えていくんだろうな、と。

だから、メチャクチャ大変だったし二度とやりたくないけど、やれて良かった。そんな1年でした。

来年の今頃は、きっと妻も寛解しているでしょう。そこはもう前向きにしか考えない。そして、来年も変わらずパチンコ・パチスロと触れ合い、妻子とともに笑って毎日を過ごせる自分でいられたら、それ以上望む事はありません。

キミがいたらからボクたち夫婦は色んな困難を乗り越えることが出来たんだよ。本当に、本当にありがとう。

 

それでは、皆様良いお年を。来年は、良い業界ニュースが一つでも増える年になりますように。


■万回転 プロフィール

  • 1978年生まれ ♂ 
  • 累計15年間パチプロしちゃってごめんなさい
  • CR銭形平次の捻り打ち動画をアップしてしまいネットでプチ炎上した事を機に安田プロと個人的な親交が生まれ、悠遊道へ寄稿する事に
  • 色々あって完全にパチプロを引退。
  • 現在は悠遊道動画チャンネルの何でも屋

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