世界的ニュースとなった大谷翔平の通訳が犯した過ちによりギャンブルが再びクローズアップされる事となりましたが、そのギャンブルについて、ちょっと書いてみます。

ギャンブル(賭け事)は、動物が元々持っている欲求(食う、寝る、子孫を増やす)とは違い、泣いたり笑ったりが出来る人間にしかない趣味嗜好の一つ

幼い子供の頃から、知らず知らずのうちに身に付けてきたもの(笑)

飴をどちらかの手に隠し「どっちに入ってるか?」当たったらあげるよ!なんてのは誰でも経験あるかと(笑)

当然当たれば嬉しい訳ですが、物品を得た喜び以上に当たった時の興奮が大きい!

賭け事は嫌いという方は沢山おられますが、当たった時の興奮や喜びに関しては全ての方が持ち合わせている感覚です。

という事は、ギャンブルは素晴らしいモノ?・・・と言うのは早計でしょう!

ソレは負の部分を背負っているから・・・

ギャンブル依存、借金、嘘を付く、信頼を無くす、友人を無くす、家庭崩壊、破産・・・最悪の場合、収監や自殺もあります(汗)

コレだけ負の要素があれば「悪」と言ってもいいのでは?と思うかも知れませんが、これらはホンの一部、ギャンブルをやっておられる方のほとんどは、身の丈に合った額で楽しんでおられます。

では、なぜ一部の方々は自制が効かず、ドップリとハマり全てを失ってしまうのか?

勝って返せばいい

じゃじゃさんがご自身の掲示板に書いておられた、この短い文章、コレが全てと言って良いのかも知れません。

私は競馬も大好きなので、この「勝って返せばいい」を聞くと思い出します。

1998年、天皇賞の前哨戦である阪神大賞典(芝3000m)

メジロブライトとシルクジャスティスの2強対決と言われ、結果、他馬を引き離し、この2頭のワンツー(2頭の着差はハナ差)で決着

馬連は160円 この2頭の複勝は100円戻しと110円

そして当然の如く、天皇賞(芝3200m)でもこの2頭が出走してきた!

馬連は一本かぶりのガッチガチ、一時は1.5倍だったオッズは最終的に2.0

誰もが、数分後には賭けたお金が倍になって戻ってくると信じていた。

そして会社の金庫から5000万を持ちだし、全てをこれに投じた男が居た・・・「勝って返せばいい」・・・そう!金曜に持ち出した金も月曜に金庫に戻せば浮いた5000万は自分のモノ(笑)

もちろん一時的でも、持ち出した時点で横領になります。

結果、案の定ゴール100m手前では、この2頭のワンツー・・・ところがゴール直前猛然と突っ込んできた2頭にシルクジャスティスが交わされ、1着・4着という結果

横領男は逮捕された

悲しい結末?・・・そうでしょうか!

仮にこの馬券が当たって見事5000万を手に入れたとしましょう!・・・するとどうなったか?

当然、この事に味をしめ、負けるまでやり続けるハズです。最終的に、行きつく先は一緒です。額はもっと大きくなっているかも知れません。

この「勝って返せばいい」と言う短絡的思考。負けたけど次に勝って返せばいい、さらに負けたが次に・・・この泥沼にハマっていくスパイラルはギャンブル唯一の必勝法と言われるマーチンゲール方式に似ているのかも?

負けたら掛け金を倍にする、それで負けたらさらに倍にする、それを続けていけばいつかは勝てる、その1回の勝ちで全て負けを取り戻した上にプラスになる。

しかし、コレは机上の空論で必勝法とはなりません・・・世界にある全てのギャンブルのどれに当てはめても勝てません・・・必ず資金の破綻で終わります。

えっ!そんな事はないのでは?ルーレットの赤黒で最初の資金を少額の500円から始めれば、連続で何回か負けても、必ず取り戻せるのでは?

と、私も遠い昔考えた事があります←あるんかぃ(笑)

ところが・・・

1回負けると次は1000円、2回負けると2000円、3回負けると4000円・・・コレを繰り返し13回連続で負けると次は400万円以上の金が必要です、その時点で400万負けてますから、1000万近くの軍資金が必要となります・・・僅か500円儲けるために(笑)

パチンコを打たれる方は良くお分かりかと思いますが、確変突入でもラッシュ突入でもニブイチを外し続ける、または当たり続ける回数が連続で二桁に及ぶ事は稀ではあるが、確実にあるという事を体験しておられるでしょう!

しばらくは勝てるかも知れませんが、いつか必ず破綻します。そして僅か一回の破綻で全てが終わります。

ギャンブルにパチンコを入れるのが妥当かどうかは分かりませんが、パチンコは長い目でみれば必勝法が存在し、プロも多数おられるが、他のギャンブルに関しては必勝法がないとまでは言いませんが、無いに等しいです。

なれば、ギャンブルはどうやって楽しむべきか?

競馬評論家の塩崎利雄氏がいみじくも喝破したと言われる「馬券はやられても参ったな!程度の金額にしておく」

これに尽きるでしょう!