先週はダメだったなあ。
羽根デジを打った二日は日当2万に足りない内容なりに、「まあ、今時はカタけりゃこんなもん」と結果も出たのだけれど、問題は他の三日。

一日は台探しに手間取って、見つけてからは時すでに遅し。夕方に飲まれてのお帰り。
これは仕方ないか。内容もちょっとはプラスになってるし。

問題は「誌面やこのサイトで紹介できれば」と打ったTOKIO SPの二日間で計マイナス7000円。
羽根モノの負けは力負け。現実にはR振り分けがどうしようもないとか、とてつもなく凶の日が到来とかあるのだけど、数字を出しにくいからね。
今回は打ってる間も「出る台はたいてい、何の苦労もなく玉が増えていくもんだ。そうならないのは台が悪いんだろう」と、半ば納得しつつやってたもんな。

というわけで、金と時間をかけた結果のトキオSPのレビューです。

☆釘
別段今までの羽根モノと変わるところはありません。大当りをアタッカーで消化するのが祭りだ!サブちゃん的にやや珍しい程度。

・オトシ
ハカマと生命釘の内側のズレに注意。ハカマには殺しが無ければ侵入しやすいゲージかな。

・ヘソ
マイナスが無ければボチボチ入る。過去のシリーズ機同様やや甘めでしょう。
良心的な店では「ヘソに寄らない=大当り中に出玉が少なくなる」を懸念して、そこそこ生命釘まで寄りそう。回収店では逆もありえますが。

・寄り
ブッコミの抜け、バラ釘の内側を通るか? 羽根先の連釘下で玉を逃がされていないか、辺りに注意。基本ですね。
打った台はブッコミがよろしくなくて(山釘最上部が上向き、天釘端との角度も今イチ)、合わせに往生しました。

・スペック
R振り分けが均等になり、当り毎の平均は一見7.666R。ただ、この機種も過去のシリーズ機と同様に重複Vがあるし、重複入賞して3Rが含まれる時は(先に結果が出る関係で)3R優先になります。
これは拾い具合やV入賞率に影響されるので、簡単に計算では出せません。自分は丼勘定で「平均7R半くらいかな?」と思っています。

・技術介入について
TOKIO DXの頃からしたら、正直どんどんシリーズが新しくなるにつれて、工夫の余地は減っていますね。
オトシのオーバー入賞を抑える「間引き打ち」は無理でしょう。ハネが開くまでの間はランダムですが、一番早いタイミングに間に合わない。
節玉は「一番羽根開放まで長いタイミング(自分はチャッカー入賞後にブッコミに当たる玉数でタイミングを取っています。最高5個かな。感覚でやってるんで間違ってたら失礼)以上の個数を打たない心構えをしておいて、音が鳴ったら(ランプ停止でも可)止め」になるでしょう。
玉を拾ったら、中央回転体停止直前まで待ってから打つ、と。
ヘソ入賞時は旧シリーズは「1回目が開いたら一瞬だけ止めて、2回目の開放に合わせて打つ」ことが可能でしたが、この機種ではインターバルが短くて無理だろうなあ。試してすらいません。

・大当り中
下のアタッカーで消化ということで、振り打ちを試してみました。
効果は…、あるとは思いますが、労力に見合うか断言しにくいところ。もう少しアタッカーへ確実に寄れば、また違うんでしょうが。2R時に普通に左打ちしていて、オーバー入賞2個も珍しくないですし。
出玉自体は「アタッカーでの払い出し+チャッカー等の払い出し―打ち出し数」になります。アタッカーへ寄らない玉も多いのですが、チャッカー等の払い出しもあるので、67個程度は出るはず(釘による)。
羽根を1個ないし2個打ちで狙えた前2機種より、打ち手の技量差はつかないのが痛いところ。

・ヤクモノ
打ちながら「なんか今度のはSPルートに良く行くなあ」と思って喜んでいたけれど、後でホール関係者に取材したら、どうやら「SPルートへ流れやすい&Vに少し決まりにくい」仕様になっているようです。
たしかに、赤いチビタワーも含めてヤクモノ全体が前への傾きが強く見える。
SPルートからの決まりが過去シリーズより落ちているのは、前述の関係者曰く「Vゾーンが少し狭い造りになっている」からだとか。

自分のデータは以下
1日目(8Hほど)
・当り42回(284R)/拾い559個/スタート1175回
・SP当り/通過
35回/143個(通過率1/3.9&V入賞率1/4)
・NからのV入賞
7回/416個(1/59)

2日目(1軒目6Hほど)
1台目
・当り21回(139R)/拾い381個/スタート781回
・SP当り/通過
14回/70個(通過率1/5.53&V入賞率1/5)
・NからのV入賞
7回/311個(1/44.4)

2台目
・当り1回(6R)/拾い45個/スタート105回
・SP当り/通過
1回/5個(通過率1/9&V入賞率1/5)
・NからのV入賞
0回/40個(0)

2軒目(1Hほど)
・当り6回(29R)/拾い65個/スタート147回
・SP当り/通過
5回/19個(通過率1/3.42&V入賞率1/3.8)
・NからのV入賞
1回/46個(1/46)

まだサンプルが少ないので断言は避けますが、SPは台の造りとしてトキデラやトキプレよりも通りやすいでしょう。
ただ、SPからのVへの決まりは前2機種(のクセが良い台)に比べて低い可能性大です。
Nルートはこの程度の試行では何とも言えないところです。前作の回転体に張り付いたような形で無理やりVへ向かう玉が多い台(未確認)は別ですが。

クセの差はSPルートの通過に出るのかも?
Vの決まりに関しては、2日目の2軒目で打った台が前日までの2日間で1/20ペース(当り回数にして90回少々)だったから、釘を度外視して打ってみたのですが、そこまで違いが出るかはわかりませんでした。
気になったのは、その台はクルーンでの動きが違ったこと(変に勢いがある回り方で、落ちるまでの時間が短め)。
そして、なぜか役物左側の昇降ヤクモノに乗った後に出てくる場所が手前なことが多かったこと(その前の店では殆ど無し)。
この辺にヤクモノ判別のカギがあるかもしれません。
確信が持てる実戦をできたら、また続報を出します。