長年パチンコ必勝ガイド誌を愛読させていただいている私が思う史上最高の企画は「パチンコ鉄人戦」です。

パチンコ鉄人戦は、真のパチンコ日本一を決めよう!と1996年の年末に大会告知され、全国から520人もの応募がありました。

そして優勝が決まったのはそれから1年以上後の事。その間ガイド誌スタッフさんの熱い気持ちと労力でもって大会を運営され、毎号記事を楽しみにしたものでした。

1次予選は書類審査。ここで大半の人がふるい落とされ、突破したのは35人でした。そして全国の猛者が東京の大会会場に集合し、2次予選として立ち回り審査が行われ、11人が準決勝へ進出しました。

私のパチ友かっちゃんさんもこの大会に応募をされ、確率王のHNで見事準決勝まで進まれました。かっちゃんさんは、ガイド誌読者投稿のオリジナル攻略法で、「大海物語withアグネス」の電サポ中の効率アップ打法でもって年間大賞を獲得された経歴の持ち主でもあります。

2次予選の後、居酒屋で安田さんや銀玉親方さんと一緒に飲食をされたと伺いました。また、田山さんも参加の予定でしたがご都合で急きょ不参加になってしまった、とのことでした。

準決勝では、釘師さんに釘調整をしてもらい、パチンコ台10台、ヘソサイズを大きい順に並べよ(密かに同一サイズの2台あり)というガチの釘見勝負が行われました。同一サイズの2台含め全問正解者もいたようです。

もし、映像でこういった勝負が行われたとしても非常に地味な画となりそうですが、運の要素強い出玉勝負より、私はこういったガチの勝負に魅力を感じます。

そして専業プロは準決勝までで敗退。決勝に残ったのは学生1人と社会人4人の計5人。ミサイルが得意の学生であった千住氏、万能鉄人と言われた花田氏、黄門ちゃま2を得意としたYOSHI氏、田山プロの日記にも登場した小太郎氏、そして坂本氏の面々でした。

決勝は出玉勝負で、千住氏が見事優勝されました。この大会の模様は、「漫画パチンカー」で漫画化もされました。

決勝に残った中で、YOSHI氏とは、その5年後くらいにお話させていただく機会がありましたが、もうあまりパチンコをしていないとのことでしたね。当時、私は仕事で忙しく応募はしませんでしたが、立ち回りはともかく釘見勝負で落ちたのでは、とも思ったりしました。

このパチンコ鉄人戦の企画は、当初第2弾を行う予定だったと記憶していますが、これにかかるスタッフの労力が半端ない、とのことでボツになったようでした。必勝ガイド誌へのハガキの要望欄に「パチンコ鉄人戦2を希望します」と書くことの多い私にとって、残念でなりません。また、鉄人戦を知らないスタッフさんもおられるでしょうから、これをお読みになられていたら幸いです。

もし、パート2が実施されたなら、「同一機種10台の中で、打つ台を選んで千発打ち込みの回転率勝負」や、「異機種10台の中で、打つ台を選んで千発打ち込みの回転率勝負」や、「時短100回転玉増やし勝負」を取り入れられたら、と思います。

何年経ってもパチンコは釘。今の時代でも突出した釘見力の持ち主が全国にいることでしょう。そして私は今でもハガキの要望欄にこう書くのです。

「パチンコ鉄人戦2を希望します」と。