2021年の初コラムとなります。本年もよろしくお願い申し上げます。まあ、おめでたい気分は吹き飛びましたな。今日から再び緊急事態宣言となってしまいました。今日の今日なので、どこまで徹底されるかも分かりませんが、1都3県ではパチンコホールも20時までの営業を要請じゃなくて働きかけなのかな？　いずれにせよ言われております。

いや、しかし。何かの間違いで新型コロナウイルスがピタっと収まらないものですかね。そんなパチンコ・パチスロの復活演出のようなものは望めないことは分かっています。でも、願ってしまいますよね。よし、着地できた。今回のテーマは「復活演出の作り方」です。

強めの予兆演出が続いて「当たった♪」と思っても連続演出でハズレ。でも、そこから復活演出となることも見かけます。素直に連続演出で当たってくれても良いじゃない。そうしなければいけない決まりでもあるの？

このような愚痴（？）をいただきまして。高確が分かるとか、本前兆が分かるとか、ヤメ時に影響を与えるようなものでなければ、まったく演出に興味がない私からしますと「実に良い質問」と思ったのです。いっちょフルスイングでお返ししますか。

 

○パチンコの場合

セブン機の場合、スタートチャッカーなどに玉が入賞した段階で抽選は終わっています。正確にどのような演出抽選を経ているかは分かりませんが「リーチが終わるまで完成されたショ―トムービーを見させられる」こう考えると分かりやすいかと思います。

すべてのショートムービーのうち、この強予告が選択されるのは「当たりが40％でハズレが60％」となれば、信頼度40％という表現に。もう抽選は終わっているので、その演出が出たからといって当たる確率が上がるわけではありません。なので、愚痴のケースは単に「強予兆いくつか→強リーチ→ハズレ→復活演出」という一連のムービーが選ばれたに過ぎません。

PUSHボタンなども同様ですね。押しても押さなくても結果は変わりません。みたい演出が出やすい選択をして楽しみましょう。私は、せっかくだから押そうと思っても慣れていないばかりに時間切れで押せなかったりするタイプです（笑）。

 

○パチスロの場合

このような逆転演出が多いのはAT機やART機ですね。5.5号機以降（当然6号機も）、ATやARTといった押し順ナビ機能の発動は、メイン基板で管理されることとなりました。と、言っても具体的には分からないですよね。

強チェリーを引いてATに当選。前兆を経て10G後に発動するとしましょう。その10G後にプレイヤーが気付かない程度の小さなフリーズ演出を発生します（フリーズ機能はカウンタを持てるので）。そのフリーズを信号に、AT当選となって液晶で押し順ナビなどが発生するようになります。

1つ言えるのは10G後だとして。その告知ゲームは動かせないことです。ですが、その10G間の演出については特に決まり事はありません。

連続演出が4Gだった場合、7G目から始まればすんなり勝ってATを告知。6G目から始まったら9G目に負けて10G目のレバー操作時にでも復活します。パチンコと同様に一本のショートムービーとも捉えられますが、ゲーム数が割れるので「当たっていれば起こりやすい」なんてものを毎ゲーム抽選することも可能です。

パチンコ・パチスロとも、まあ割と自由ってことですね。

 

○好きな復活演出のパターン

「強めの予兆が続いて強いリーチで当たると思わせてハズレ。そこから復活ってどうなの？」という愚痴でした。気分を高揚させまくって、冷や水をぶっかけてから祝福をする。質問された方と同様に、私もこのパターンは好きでなかったりします。というか、復活演出が選ばれるということは、ここまでの強いパターンでもハズレるパターンもあるんだ……と不安に思ってしまったりも。

復活演出が選ばれる際は、普通が良いんです。普通が。普通の展開なら頻度も割と高いですし、そうそう当たるとも思っていないので、復活した瞬間に「えっ？」とパチ＆スロ打ちなら誰しも経験したことのある“あの間”を満喫できるんですね。

これに次いで弱い演出からかなあ。ただ、弱い演出から復活しすぎると、普通よりも弱いことを祈る本末転倒なことになってしまうので、やりすぎは良くないとも思います。3連続攻撃を受けると……という逆転系は、最後に攻撃する残念パターンでも稀に当たりに繋がってくれると嬉しいですね。

 

って、完全に主観ですけどね。強い演出からの冷や水パターンが好きな方もいらっしゃることでしょう。こればっかりは好み。料理に例えると強い演出も復活演出も味が濃いものなんですよ。私は胃もたれするお年頃です（笑）。

ということで復活演出は、この私でも語りたくなってしまうくらいのもの。なので、液晶演出の開発さんも「お前ら、好きなんだろ」程度で置くのではなく、絶妙なバランスに仕上げていただければと思います。