またまた古い話で恐縮ですが、人生で一番悔しく感情をむき出しにしたのは、後にも先にもこの出来事以外に思いあたりません・・・それくらい衝撃的でした。

パチンコで何とか勝てるようになって間もない頃です。

初代ナナシーが大好きで、毎日のように会社帰りはS店(3.3円交換)のナナシーを打つのが日課でした。

ちなみに、当時DOKさんが運営していたサイト内で、このナナシーの全回転ハズレ(信頼度97%越え)が話題となっていて、その回数をHNと共にサイト内にアップしてくれていたのですが、最終的に私がダントツの1位で8回(笑)・・・ちなみに安田プロの名前もありました、回数は1回(笑)・・・ただこの1回こそが、その当時パチンコ雑誌で鉄板とされていた全回転に実はハズレがあると…安田プロが経験した事で全国に広まったと聞きました。

そして、その日も仕事を終えS店へと向かいます。

その店では必ず右打ち・・・左打ちでもボーダーは若干越えているのですが右打ちすると、さらに1回転ほど良く廻ったので、徹底して右打ちでした。

現在なら変則打ちになるのかも知れませんが、当時は当たり前で、店員さんも何も言わず、みんな堂々とやってましたね?

さて、そんな中
その日は、全く当たりに恵まれず、黙々と現金を投じる辛いパチンコ(苦笑)

2時間くらい経ったでしょうか?
ようやく、ようやく、大チャンスの全回転リーチ!が発生(/^▽^)/

信頼度97%超とは言え、何度かハズレを経験している私にとって、当たるまでは緊張しまくり(笑)

炎に包まれた上下の図柄が同調し、全ての図柄が同時に停止するのは13回転目だったでしょうか?
それを1・2・3と数え、最後の13回転目

ピタッ!・・・と思いきや、右下の一枚だけクルンと1回転多く回ってハズレ(涙)
これほど心の折れるハズレは他には無いと言っていいくらい、魂を抜かれたような脱力感に見舞われます(苦笑)

まぁ得てして絶不調な時ほど、こういう辛いハズレが出てしまうという典型的なパターン?

廻りは十分足りてましたが、精神的にギブ!
そのまま帰れば良いモノを逆転を狙って等価の店に移動、ミドルの海物語を打つ私がそこに・・・(笑)

今にして思えば、あの全回転ハズレはこの後、更に辛い出来事が起きる予兆だったのかも知れません?

魚群はおろかSPも掛からず、時間だけが過ぎていく。

そして閉店まで30分くらいでしょうか?
最大のチャンスがやってきます!

エビでテンパイすると魚群がササー!
本日コレが最後のチャンスだな(ゴクリ)
祈るような気持ちで熱い視線をエビに注ぎます(笑)

ギョワ、ギョワ、ギョア、ギョワ、ピタッ!(/^▽^)/

よっしゃー!
やっとキタ!・・・残り時間を考えれば、まくるのは無理ですが、この当たりは涙が出るほど嬉しかったのを覚えてます。

順調に3連チャンを重ね、まだ確変継続・・・しかし残念ながら閉店の時間が来てしまいます!

ただ当時は確変のまま終了を迎えた場合、閉店補償というパチンカーにとっては有難い救済処置がありました。

その方法はお店によってマチマチでしたが、この店では扉を開けて玉を出す方式ではなく、店員さんが景品交換カードを配って歩くというモノでした。
地域一番のマンモス店だったので、時間効率を重視したのでしょう?

そのカードをカウンターに持っていくと1箱分(2000個)の景品と交換してくれます。

店内放送で「もう打つのはヤメてください、なお確変の方は台に座ったまま、そこでお待ちください」と流れてます。

この店はルールに厳しいと聞いていたので、打ち出しをスグ止め、店員さんが来るのを待ちます。

と、ココで左隣に人の良さげなおっちゃんが座り、サンドに金を入れてます(汗)

(おぃおぃ!まだ打つ気かよ?当たったらどうすんだよ?…今から当たっても没収になっちゃうぞ!)

どうやら、1000円だけの未練打ちだったようで、残り保留のみとなった処で立ち上がりました。
ところが・・・その保留でアンコウがピタッ!(笑)

さすがに、もう金を入れたくないようで、私を拝んでます(-人-)
笑いながら一握りの玉を上皿に入れて上げました。

玉がジャラジャラ出てくるなり、「ありがとうね」と言って、ちょっと多めの玉を私の箱に・・・「いいよ、いいよ」と拒否しながらも、その玉を貰い受ける(お約束?(笑))

さて、しばらくすると、大当たりしているのを見つけた店員さんがすっとんできます。

そして、コレは閉店以降の当たりなので無効です!と言われ、出玉は没収され、おっちゃんは足早に店を出て行きました。

(ほ~ら、言わんこっちゃない)←何も言ってないだろ?(笑)

さて、その店員さんが補償カードをくれるのかな?と思いきや、何処かへ行ってしまいました──

ここからの展開は、次週後編へ!