ある機種を実戦中の事─。

液晶上で繰り広げられる、信頼度高めのド派手なリーチ演出。

そして、なにやら背後に視線を感じて振り向くと、歩を止めその演出を食い入るように見つめる高齢層の男性…。

ただ、心の中で、私はこう言ってました。

『そんな食い入るように見ても、たぶんこのリーチ当らんから。』と。

・・・え?

『何故そんな事が断言できるのか?』って?

それはね・・・

『【先読みチャンスカスタム】設定状態で先読み系の要素・煽りも一切なく、当て付けの如く変動開始後に当該保留変化(紫)を伴った上で発展した演出だから』だよ!(怒)

・・・と、若干の恨み節のような実体験エピソードで、当方の9月テーマコラムの幕を開けさせていただきました。

勿論、このエピソードは今月のテーマに関連しています。

という事で、今月のテーマですが・・・

私の好きな(嫌いな)『パチ(スロ)の挙動』

となります。

で、上述のエピソードですが、PFガンダムユニコーン(SANKYO)で頻発している実体験に基づいています。

ホント、『先読み系のカスタム』がある機種で『保ゼロ以外の状態での変動開始後、当該保留変化の上で、そこそこ熱い展開になる。』って、完全に打ち手の神経を逆撫でするだけだと思うんですけどね。

言わずもがな、上述したのは『嫌いな挙動』の代表格です。

そんな感じで、機種の数だけ/打ち手の数だけ色々なパターンが出てきて然りなテーマですが、私は『実体験に基づくモノ』かつ『嫌いな挙動』を中心にいくつかピックアップしていきたいと思います。

勿論、書くからには遠慮一切ナシ

一部で何故か『悠遊道のトマホーク』などと称される私ですが、今月のコラムではその片鱗が垣間見えてしまうかも・・・?

『設定示唆表示』にモノ申す!

最近のパチスロ機種では、『設定示唆』に関する表示がある事が普通になってきました。

例えば、特定のボーナス/ATの終了画面や終了時のボイス演出だったり、獲得枚数表示、トロフィー表示なんかがよくあるパターンですかね。

で、勿論『高設定域』を示唆するものであれば、何もイラつく事はないです。

ただ、当然ながら設定をツモって居なければ出現しないワケですし、高設定示唆系は出現率も低い傾向にあるんですよね。

反面、自身が打つ台でもよく出現する示唆系表示もあったりします。

それが何かというと、『設定2以上示唆』に該当するモノ。代表的なトコですと、Sammyさんの機種の【銅トロフィー】なんかが該当しますね。

勿論、最低設定である『設定:1』を否定してくれる。という意味ではプラスと解釈する事も可能ではあります。

ただ、正直なところ・・・

最近の機種の特徴を踏まえると、『設定1を否定することによって、遊技者を【設定2に繋ぎ留める】ための演出』にしか思えないんですわ。

往年のプロレスファンにしか伝わらないかもですが、藤波辰巳(当時の表記)氏の名言(迷言)風に言えば、設定2以上の示唆に対して『オマエ、設定2だろ!』と言いたくて仕方ない。って事です。

そりゃ、最低設定ではないとはいえ、設定2も紛うことなき【低設定域】であり、勝率で言えば低くて当然

その辺まで勘案すると、ほんの些細な期待を打ち手に与える事で、低設定を打ち込ませるための手段である。と、邪推せざるを得ないワケで。

仮に、この『設定2以上示唆』の出現率が低ければまた印象も違うのですが、あからさまに出現しやすい上に、メーカー・機種によっては店側の裁量で出現率をカスタム可能だったりもしますので、ますます【そう言う目】で見られてしまっても致し方ないでしょう。

ホール目線で言えば『全台設定1という鬼回収はしていない。』というアピールにもなり、多少とはいえ打ち手に【安心感】を与えてくれる。そう考えればWin-Winと思えなくもないのですが、その実態はどうなんでしょうね?

上述の邪推の通りなのか。若しくは、高設定域の台ながらたまたま早い段階で『設定2以上示唆』が出てしまっただけなのか。

そんな風に、疑心暗鬼に繋がるだけとも思える【設定2以上示唆】を、好きになれると思いますか?

 

『レインボーの使い方』にモノ申す!

もはや当たり前のように、パチンコ/パチスロを問わず、多くの機種でレインボー関連の演出や表示は【大当り濃厚】を意味するものとなっています。

ところで、【大当り】と聞いた際に、読者の皆様は『どのような状態』を思い浮かべますか?

おそらく誰もが『ボーナスが始まって、出玉を得られる状態。』と考えたのではないでしょうか。

普通ならそう思って然りですし、正解です。

・・・半分くらいは。ですけどね。

というのも、昨今のパチスロ機種だと、結構あるんですよね・・・

レインボー系の告知を挟んで、【AT獲得の為のチャンスゾーンが始まる】というパターンが。

勿論、有利区間の関係でナビが発生=僅かながらにメダルを得られる事もある。という意味では、出玉は得られています。

ただ、ATを獲得できるか否かは別問題

そんな風に、肩すかしな感じでしかない使われ方をする【レインボー】を、好きになれると思いますか?

 

『最後まで持続するドキドキ感』にモノ申す!

具体的な機種名を挙げてしまいますが、P009 RE:CYBORG ACCELERATOR EDITION(ニューギン)です。

大当り確率1/199.8のライトミドル機種で、ヘソ当たり後は100回の時短での大当りを目指し、突破できたら高継続期待度のST「加速RUSH」に突入。というゲーム性の機種になります。

ちなみに、突破期待度は約40%と狭き門。また、一応ヘソ当たりの0.5%でRUSH直行もあります。

で、ある日の実戦の事なのですが・・・

投資4~5本目程度でのヘソ入賞時にド派手なボタンバイブを伴い、当該保留は009保留へと変化

変動開始から一連の演出を見守ると、露骨な激アツ系へと発展し、しかも振り分け0.5%のRUSH直行が濃厚かつ激アツである9図柄テンパイ!

RUSH直行は射止めたことがなかったので、意気揚々とスマフォでムービーを撮り始めたんですよ。

そして、演出は終盤。

最終当落ジャッジのPUSH指示が天激じゃなく通常ボタンでしたが、これにてRUSH直行!

・・・と思いきや、役モノの動きもボタンの振動もなく【スンッ】と見事にハズれ

『は?・・・いや、復活演出が選ばれただけかw』と思っていたのですが、図柄の後ろから電ビットが現れ、電ビットチャンス経由で2R通告知と・・・。

流石は激アツ。当りは当りでしたよ。

えぇ。

スマフォでの録画を止めて速攻でデータ消しましたわ。勿論ゴミ箱フォルダからも完全に

そりゃ、こんな実質的に【格下げ】な一連の流れなんぞ見返したくもないですからね。

・・・と、最後までどうなるか判らないようなドキドキの持続感(皮肉)を、好きになれると思いますか?

 

番外編だけどモノ申す!(とばっちり感)

遊技機そのものの話ではなく、遊技機に附帯する設備の挙動についてもひとつだけ。

自身の通うホールの中に、バラエティ系に重きを置いている店があるんですよ。

で、正直なところ、各種設備がまぁまぁくたびれた感じになっておりまして。。。

結果、パチにせよスロにせよ、それなりの数のサンドがお札を入れても受け付けず、お札を変えても受け付けず・・・と、打つ前からストレスが溜まる挙動を繰り返すんですよね・・・。

ある意味でレトロというかノスタルジックな感じもあり、好意的に捉えれば設備費よりも還元を優先するようにも見え、何なら【侘び・寂び】に通ずる部分もある。が、ぶっちゃけ『早く打ちたい』と思っている身としてはストレスでしかないこの挙動好きになれると思いますか?


だいぶオブラートを被せながら綴ったので、ちょいと気疲れしました・・・(苦笑)。

勿論、これ以上に嫌いな挙動を示す機種なんて、挙げれば多数あります。

ただ、そんな嫌いな挙動にストレスを感じつつもも、何だかんだでハンドルを握り、レバーを叩いて居るワケで。

結局は、嫌いな部分もひっくるめて『遊技が好き』というのが根っこにあるんでしょうね。

・・・とまぁ、一見すると綺麗なまとめ方に向っている雰囲気を醸していますが、裏を返すと挙動やゲーム性の全てに対し全力で否定したいレベルで嫌いな機種なんぞに、わざわざ文字数割いて記事で触れたくもないだけです。

まぁ、どの機種のどんな挙動がそれに該当するのかは、皆様のご想像にお任せします

と言う感じで、今月の当方のテーマコラムを〆させていただきます。

(K.S.Yuki)