今回は出方の荒い機種全盛のCR機登場から数年後の時代にひっそりと登場した、CRアラビアンハーレムのことを書こうと思います。

この機種は当時としては異彩をはなってました。スペックが現金時短機に近い穏やかなタイプだったので。当時は確変2回ループ(初代大工の源さんなんかが筆頭)が幅をきかせ、穏やかなものでも確変突入率2分の1の1回ループ辺りが普通でしたから。
メーカーが(今は爆発力で定評がある)京楽というのも不思議な感覚になりますねえ。

当時の自分はこの機種の数字を勘違い(計算違い)していて、あまり打つ機会がなかったのは後悔してます。信頼できる実力を持つ知り合いに「千円25回転でもやれたよ」と後から聞いて、地団駄を踏んだりしたっけ。

そんなわけで、この機種で勝った経験は少ないのですが、印象に残る出来事がありましてね。
それは、地元の店でプロの友人と3人くらいで打ちに行った時のことです。既に頭上の回転数表示はあったのですが、これがどうにも頭の中でカウントするそれと合わない。
(当時も昔カウンターが無かった時代の名残で、自分はヘソに玉が入る度に数えていた)
しまいにはこのカウンターの数字がグルグル回り始めちゃってねえ。
店長は回る台を打たれるのがホントに嫌だったんだろうなあ。後年には止め打ちが効く羽根モノを端から打ち止めにしていったら、揉めたりしたし(汗)。

そんな経験をしたりしたもんで、今もホール機器のスタート回数表示は利用しますが、ヘソに玉が入る都度に(無効入賞はもちろん省いて)頭の中で「101回、102回~」とカウントするクセは抜けませんわ。トラウマか!(笑)。