今回は昭和60年代前半、デジパチ攻略ブーム直後に登場したスーパーセブンを紹介します。

昭和60年といえば、パチンコに大きな転機が訪れた年です。羽根モノは1R辺り10Cが入賞上限になり、デジパチは大幅に出玉を少なくされる規制が行われたのです。それは業界にとって今回の規制にも近い衝撃だったはず。
そして、今では信じられないことですが、新規制後のデジパチ第一号機には各メーカーが客離れを恐れて、あえてデジタルを揃える攻略法を仕組んでいたとも言われています。
ブラボー10、キャプテンルーキー、アイドルセブン、サンスカーレット等。

このスーパーセブンはそんなダイイチの1号機アイドルセブン(連続回転中の出目移行法則あり)の後釜として登場した機種で、攻略法は仕組まれていなかったはず。
ただ、意図的に保留連チャンを組み込むためにチャッカーへの追加入賞がない連続回転では、完全に出目移行の法則が発生していたのです。
そりゃあ、凄いプロなら発見しますわな。バカ大学生だった自分ですら、「この台、なんか同じ出目が数巡おきに戻ってくるぞ」とか、打ちながら気づきましたから。
最初はデジタル回転中にたくさん保留をつけて、その後の出目を予測して待つ攻略~さらに進んでランプを目安に中&右デジタルを揃える攻略と、徹底的にやられたものです。
当時TV番組で開発者のインタビューがあり「社内を顔を上げて歩けなかった」という話もありましたね。

個人的にも後々台を手にいれて(姉妹機のパートⅢでしたが)、やってみたらいとも容易く後ろ二つのデジタルが揃うのに感動した覚えがあります。
ボタンの配線がイカれて捨てちゃったけど、取っておけば良かったかな。

画像は「うえまさのニッキ」というブログから拝借しました。
面識はありませんが、自分からしたら先輩に当たる方で、すごく臨場感がある回顧に感動しました。