「こーゆーの、モラル的にどうなんですか!!?」

 

上記は、悠遊道にも寄稿中のセリポンさんが、とあるテレビ番組の違法アップロードを拡散する方に対して某オンラインサロン内で発言した件。

それを見たボクの感想は

「いいぞwwもっとやれwwww」

なんでしょうね、アオハル感?若さっていいよね的な?

ボクの大好きな羽海野チカ先生が漫画に描きそうな、真っすぐで純真な思いを感じる投稿でした。

ちなみに叩かれた相手はこの業界ではかなーーーり知られたレジェンドクラスの方。そういう相手にも臆さないでモノを言える人は、個人的には大好き。

発端となった拡散記事はその後削除されていたようで、ご本人もマズイと思ったのでしょう。決して誰も悪意があってやっているわけではないと思われる本件ですが、その方は残念ながらリテラシー面が甘かった。拡散されたテレビ番組というのが非常にエモーショナルなもので、ご本人は非常に近しい当事者ですから、拡散したいというお気持ちは分からなくもありません。

同時に、そう考えるのは良くも悪くも大人って事だと思うわけですが、やっぱりこのネット全盛の時代において「知らなかった」はもう通用しないとボクは思う口です。感情が先に来る、その人間臭さは決して嫌いじゃないんですけどね。

悠遊道の動画でパチンコ・パチスロのレトロ台を追いかけていて思うのは、とにかく発見だらけという事です。

単純な台の知識という面も勿論ありますが、それ以上に

・なぜその台が生まれたのか

・なぜこんな仕様になっているのか

・なぜこの台が人気を得たのか

といった、その時々の社会・業界・お客さん等々の時代背景が分かるからなんですね。そして、それらが今にどうやって繋がっているかも、過去を知る事によって見えてきます。

勿論、その時代を生きていないボクが、チョロっと台を触ってネット記事を漁ったレベルでは、当事者の肌感を得る事は決してないわけですが、それでも時代を追体験する事で得られるものが確実にあります。

そうして当時の方々に思いを馳せた時に、如何に自分が今まで無知だったか、浅はかな考えだったかという面も浮き彫りになり、反省から色々と自分自身をアップデートしよう、という思いが生まれます。

そうやって、自分の知識・経験を少しでも厚くしていく作業というのがどうやらボクは好きなようで、それらを踏まえるからこそ自分が発する言葉に厚みが生まれる実感もあったりします。

シンプルに知識欲的な話でもあるし、もっと砕けた言い方をすればRPGでレベル上げしてるような?そんな感覚。それがすごく楽しい今日この頃。

一方、マイナス面として「あちらを立てればこちらが立たず」な理由も分かってしまうから、冒頭のセリポンさんのような、キャプ翼で言うところのカミソリタックルでイエローカードバチコイな発言はどんどんできなくなるわけですが、そうして過去も今も、そして未来を担う全ての人たちの思いを俯瞰できるようになれるのは、恐らくアラフォー年代の特権だと思うんですよね。

 

パチンコが生まれた時から、どうしてパチンコが日本中に広まったか。

なぜ規制されるのか。

なぜそこから何度も復活するのか。

シンプルにまとめようとすれば、それは「射幸心」に尽きるわけですが、その一言で括ろうとするならば「羽根物黄金期」の説明がつかなかったりするわけで、知れば知るほど「オモロイなこの世界w」という結論に至ります。

 

そんなボクが最近「これだから業界アカンのやろ」というのはただ一つ。

北斗も牙狼も慶次もエヴァも、いつまでそれに頼るねん。この20年、物作りを放棄しすぎやし、パチンコもパチスロも、飽きられて当然

という事。

次回の安田さんの対談動画のお相手は、レトロ台の造詣が深い貴方野チェロスさん。

ボクが一番ぶつけたい質問はコレだったりするので、セリポンさん並のアオハル感を出しつつ、チェロスさんとトコトン話してみたいなぁ、と妄想しています。


■万回転 プロフィール

  • 1978年生まれ ♂ 
  • 累計15年間パチプロを経験
  • CR銭形平次の捻り打ち動画をアップしてしまいネットでプチ炎上した事を機に安田プロと個人的な親交が生まれ、悠遊道へ寄稿する事に
  • 色々あって完全にパチプロを引退。
  • 現在は悠遊道動画チャンネルの何でも屋

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