毎日を頑張るための心の拠り所や支えとなる推しを持つ。そんな「推し活」なるものが流行っているようです。

アイドル等に興味がなかった私の推しはプロレスと……ああ、そうだ。遠い遠い昔の記憶が呼び起こされました。贔屓チームの話は御法度と書いたばかりでナンですが、子どもの頃に東海大相模の原リン(原辰徳:現巨人軍監督)に、どハマっていた事を。プロ入りからはもう読売新聞購読は当然のこと、非売品グッズやらポスター、本やら切り抜きを集めまくっていました。

熱狂的なG党である事は周囲にも知られ、シーズン中におけるGT戦ではクラスの男子たちと毎回バトルを繰り広げていました。場所は大阪。圧倒的に阪神ファンばかりです。しかも当時のタイガースはバース、掛布、岡田によるブイッブイ猛虎打線により、優勝するという絶頂期。

原リン応援歌の替え歌「ト~カイ大学うらぐっち入学~オ~ヤジがいなけりゃ何にもできっない~」と合唱されては、たった一人で反論し、ヤイコラと校内を追いかけていました。ノートの裏表紙に「男一匹 平田勝男」つってでっかく落書きされた時にゃ、くっそ~なんで阪神強いねん!と奥歯をギリギリさせていたものです。

そんな私も原リン引退と共に推し活終了。現在贔屓チームはありませんが、大谷翔平選手が帽子のつばに手をかけて挨拶しているのを見ると、引退を発表した原リンのラストシーズンでのキラキラした瞳を思い出します。原リンの曇りのない笑顔を見たテリー伊藤さんが、幼い頃から野球一筋に頑張ってきて「彼はいま初めて”野球を心から楽しんでいる”のだと思う」と発言し、その通りだろうと思ったものでした。

そんな遠い記憶。今から思えば楽しい青春時代でした。もう二度と戻らないあの頃。時の流れって残酷ね。「時間」の前で私たちはいつもちょっと複雑な気持ちになるものです。

ちなみに、クラスメイトの男子もあの時、道頓堀に飛び込みました。アホなやつ。でも胸が熱くなります。時を経てバースカーネルおじさんが見つかったように、いつかまた何かが見つかって、思わぬ形で我々を励ましてくれるのでしょう。

この胸にときめきを

パチンコを打ち出した2015年は、化物語が打ちたくて毎日のようにマイホに通いました。現在の私は、何度も書いているように、インデックスLightが推し台となりましょうかね。でも、あの化物語の時のトキメキには遠く及びません。今は「毎日でも打ちたい台」がないんです。化物語はどんなに回らなくても打ち続けました。先客がいると、早く空かないかなぁとソワソワ。それを誤解されて、常連客ダーイシにイヤガラセされたなぁ。インデックスは回らなければ止める事が出来ますので、トキメキ度はちょっと足りない感じです。

悲しいのは、パチンコはサイクルが早いという点でしょうか。いつからこうなったんですかね。だって昔の話を聞くと、次々に推しの話に花が咲くじゃないですか。「あン時のGODにゃ身も心も持ってかれたよ~」というような狂おしさを込めて。

うーん。そうやなぁ、毎日を少しでも楽しくやっていくために、推し活すっか。

そう考えて痛バッグを買ってみました。透明のポケット部分には、栄華さんのバンド「テンゴ」のパの字ワッペンを入れてみました。そうか、私はパチンコを「箱推し」してるって事かも知れませんね。

これからも、この台しかない!を求めて、パチンコに関係するアレコレをおはようからおやすみまで見つめたいと思います。

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