「長いパチンコ人生で一番回った台は?」と問われたら、そりゃあ昇天打法系の機種になる。
CR寿司大王という機種なんて電チューが開いた時しかデジタルを回せないから、当然それ以外は止めて、千円100回転を軽く越えたし。
打ち方に寛容だったジグマのN店でも、「安田君、それはちょっとやめといてくれ」だったもんな。

普通に打っての記録は、終日の検算で千円80回転少々だったフィーバーキングになる。
この機種はステージのクセが強力過ぎて、ワープ入り口を殺すまでは店側も止めきれずに苦労したそうだ。

実際、「負ける気がしない」とはこのことで、千円60回転以上の台では(超悲劇に見舞われなかったラッキーもあろうが)一度も負けなかった。
終日で3000回転回す前提では、ラッキーナンバーを引けずにオール現金投資になったとしても、遣うのは5万円。
出玉は多めで当り1回につき6千円ほど取れたので、一日9回出れば負けないわけ。
連チャン率はそう高くなかったものの、初当りは1/254だったので、さもありなんという感じだった。

また、この機種では新装二日目に千円80回だった台のヘソがちょっとシメられてパスしたら(当時はシメがわからないと思われるのが癪だった、ガキだ!)、後日知り合いの知り合いから「あの台はしばらく50回だったよ」なんて話を聞いて悔しがったりもした。

後に通うホールが無制限に変わって、釘が大きく動きにくくなってからも、一本取られたことはあり。
同じジグマだった漬物屋さんのK氏が、左からステージに乗せた玉はあまりヘソに決まらぬ台で右打ちで回していたことがそれ。
多分、左右の傾きでステージのデキが決まっていたんだろうね。
なんでやらなかったんだろう。頭がカタ過ぎるわ。

鈍臭い自分が「まず試してみる」フォームを作るまでは、こんな歯軋りするような後悔や、気づきを教えてくれた打ち手さんの存在が歴然としてあるのです。

注)画像は「懐かしのぱちんこ名機列伝」様から拝借しました。マジ助かるなあ。