早いもので、月替わりテーマコラムも第5弾となりました。

そして、今月も当方ことK.S.Yukiがテーマ発表&先陣を務めるワケなのですが、今回は「少々気が重い…」と言う感覚があったりしまして…(白目)

と言うのも、今月のテーマですが…

忖度なし!このメーカー(この機種)の、ココが好き/嫌い!

と、何と言うか「攻めたテーマ」となっています。

ともすれば『火種』にもなりかねないこのテーマですが、このテーマ案を提出したのは、ほかならぬ私自身

勿論、提案したからには書きたい事もあるワケです。

ちなみに、私含めて他の方もこのテーマでコラムを綴るワケですが、言うまでもなく『個人の感覚・趣味・嗜好に基づくもの』です。

なので、「好き」に関しては勿論【企業案件】と言うワケではないですし、「嫌い」についても【貶める事が目的ではない】という事をご承知おきくださると幸いです。

そんな予防線を張ったところで、広告下の本編へ…。

「好き・嫌い」に比較的近い観点で、2017年末に【今年のベスト機種・ワースト機種】と言うテーマで寄稿した事がありますが、その時は単位が「機種」であり、かつ「該当年に自身が打った中から対象を選出」と言う感じでした。

なので、今回はその時とは趣向を変え「遊技歴20年未満のいちユーザーとして思う事」を、なるべく俯瞰した目線で綴ってみようかと思います。

ココが好きだよ、「携帯連動」。

賛否の分かれる携帯連動サービスではありますが、個人的には好きなんですよね。

多くのメーカーが導入していますが、主に挙げたい…と言うか、自身が主に利用しているのは

  • マイスロ(sammy)
  • ユニメモ(ユニバーサル)

となっています。

携帯連動サービスにおいては、機種別にミッションのようなものが設けられています。

それによって、本来の遊技の目的である「勝つ事を目指す」、「勝ちに至るプロセス・駆け引きを愉しむ。」に対し、新たに「ミッションを達成する」と言うエッセンスが付加された。とも考えられませんか?

エンジョイ勢寄りな自身としては「差枚は負けたけども、新規に〇個のミッションを達成した。」となると、ある程度溜飲も下がったりします(笑)
※そうは言っても低設定域では厳しいであろう「一回のプレイで7,000G遊技」のようなミッションを設けるのはご勘弁願いたい部分もありますが…(苦笑)

悠遊道としても、マイスロがあったからこそ生配信企画なんかもやれていたワケですし。

また、エンジョイ勢寄り目線だけでなく、ガチ勢目線では『実戦中の小役や諸々のカウントを自動でやってくれる=立ち回り・設定推測において役立つもの』ともなっていますので、幅広く活用できる部分も個人的には高評価です。

ココが好きだよ、「プレイアビリティ向上」。

プレイヤーであれば、例えばパチンコ遊技中に「このハンドル掴みづらい…」や、パチスロ遊技中に「メダル入れづらい…」と言う細かなストレスを感じた事がある人が多いのではないでしょうか?

このようなプレイアビリティに関しての改善・改良を積極的に行ってくれるメーカーさんは、キチンとプレイヤーに対して寄り添ってくれているようで、非常に好感が持てます。

特にその内容に感動を覚えたものを挙げますと…

  • スマートハンドル(Bisty)
  • ベンリーシステム(ベルコ)
  • メダル投入口(エレコ)

ですね。

スマートハンドルは「P新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~」で採用された新筐体「BIG INPACT」で初お目見えとなったセンターハンドルです。

画像で初めてその機構を見た時の違和感は凄かったですが、いざ触ってみると「左右どちらの手でも無理のない体制で疲労感ナシで長時間遊技可能」と良いこと尽くめで、個人的にはこういうノウハウは一社独占とせずに業界として共有して標準化しても良いのではないか。とさえ思っています。

次にベンリーシステムですが、パチスロにおいてBETボタンとリール始動のレバーを一体型にした「ダブルレバー」が始まりですね。

ちなみに、導入台数的な部分も相まって5号機の「鬼浜爆走紅蓮隊~友情挽歌編~」で採用されたと思っている方も多いかもしれませんが、システムとしては「捕物帳・斬」で初実装されています。

このベンリーシステムで採用されたスライドプッシュや同時押し対応なんかは、他メーカーでも同様の機能がスタンダード化しつつあるので、個人的にいい傾向だなぁ…と感じています。

メダル投入口に関しては、5号機初期にサクラ大戦・デビルマンにて採用されており、こちらも最初は違和感がありましたが慣れたら快適そのもの。

こちらも似たような機構の投入口が増えていますので、ユーザーに受け入れられた改善点であった。と言う事でしょう。

 

「信頼度カスタム」の、ココが嫌い。

昨今のパチンコ機種においては、信頼度カスタムが事細かに設定できるものも多くなっています。

で、私個人としては「不要な煽りや期待感は極力削りたいが、一発告知は好きではない」と言う厄介な嗜好であるがゆえに「先読みチャンス」や「色保留チャンス」と言った系統のカスタムを入れる事が基本スタイル。

勿論、多くの機種で該当の先読み・色保留への変化が発生すればかなり期待できるのですが、意外と「そうでもない機種」もあったりします。

特に個人的に悪い意味で印象に残っているのが「ぱちんこ ウルトラマンタロウ2(オッケー)」の「色保留チャンス」カスタムですね…。

あくまでも個人の感覚ですが、『色保留チャンスを標榜するならば「どんな色でもワンチャンある」くらいが丁度良い。』と思っているのですが、何故かタロウ2においては実戦上でも紫への変化が最多ながら一度たりとも当りに結びついた記憶が無いワケで…。

タロウ2に限った話じゃないとは思いますが、「先読みチャンス(ただし一部の先読みを除く)」や「色保留チャンス(ただし特定の色は空気)」のようなバランス感であれば、正直なところ『カスタムの意味がないだろ』と、そう声を大にして言いたいです。

「保留変化」の、ココが嫌い。

これに関しては、「保留アイコンが液晶上に表示され、かつ、保留変化のある機種」であれば、かなり数のメーカー・機種が該当するんじゃないでしょうか。

例えば、変動開始前や変動中に保留アイコンが「金色」等の高信頼度のものに昇格していたとします。

多くの場合が、高信頼度のリーチ演出に発展して液晶上では派手な応酬が繰り広げられるでしょう。

とは言え、勿論ながら大当り濃厚パターンでない限りは「高信頼度演出であろうと、該当保留の変動では当っていなかった。」と言う事はままあります。

まぁ、結局のところ抽選自体はヘソ入賞時に行われており、その他諸々はあくまでも「期待感を煽る付加物」でしかないので、たとえガセったとて致し方なしですからね。

が、問題は「演出終了後に画面が戻った直後」の該当保留の表示。

シレっと「高信頼度保留」から「通常保留」の表示に戻っている機種、多くないですか?

何と言うか、それが「潔くない」と思えるんですよね。

と言うのも、両隣の台を打っている人や通りすがった人が「ド派手な演出っぽかったけど当らなかったのか?」的に画面を覗き込んだ場合に、そこに表示されている保留によって『受ける印象が大きく変わる』のではないかな…と。

端的に言えば…

  • 通常保留表示→「強いリーチだったけど、通常保留じゃ仕方ないよね」的に致し方なし風に解釈されるかも
  • 高信頼度保留表示→「強いリーチでアツい保留でもダメなのか、この機種…」との印象を持たれるおそれアリ

と言う風になるんじゃないかなと。

そう思うと、この『シレっと「通常保留」表示に戻る』と言う流れが『メーカー側の都合による保身』と思えて仕方ないと言うか…。

まぁ、邪推と言われればそれまでなのですが、個人的には嫌悪感と不快感が強い点となっています。


他にも「CR必殺仕事人Ⅴ(京楽)やCR牙狼GOLDSTORM翔(サンセイR&D)あたりから顕著になってきた【筐体の意匠に関する傾向】と【意匠の簡素化等の変更をせずに「頭上注意」等をユーザーに注意喚起する】と言う身勝手にも思えるスタンス」についても言いたい事が多々ありますが、文字数がそれらの筐体よろしく肥大化してきたので、ココまでにしておきます。

そもそも、これに関してはみなまで言う必要もないと思いますし(真顔)

また、【嫌い】と言う意味では「CRF機動戦士ガンダム-V作戦発動-(SANKYO)」に収録された翔べ!ガンダム(OP主題歌)のカバーVer.についても長々語りたいのですが、それは採用したメーカー側が云々と言うよりは『「担当アーティストの音楽性」が「自身の音楽的嗜好に合致するか否か」』による部分が強いと判断し、言葉を飲み込むことにしました。

と言う事で、【好き/嫌い】の両面で色々と好き勝手綴りましたが、繰り返しになりますが今月も先頭打者ゆえに他のライター陣がどんな内容を書いているのか現時点で全く判らないワケで…。

なので、「私だけがジャックナイフやトマホークを振り回して、他の方はペーパーナイフ程度」の可能性どころか「私以外は『好き』しかない平和な世界」まであるかと思うと、なかなか戦々恐々な感じです…(汗)

果たして、「私だけが荒ぶっている」のか。それとも「意外と私がペーパーナイフレベルだったりする」のか。

その辺は、順次公開となる他のライター陣による今月分テーマコラムと比較いただけますと幸いです。

と言ったところで、当方の5月度テーマコラムを〆させていただきます。
(K.S.Yuki)