パチンコ、パチスロに関するトラブルと言っても、実際問題そうそう経験してないんですねー。長きにわたってパチやスロを打ってきたわけですが、覚えている中での数少ない経験談を幾つか引っ張り出してみようかと思います。

1, トラブルと言うには微妙かもしれませんが、ドル箱7箱か8箱くらいブチまけたことがあります。機種は懐かしのブラボーキングダム。攻略法実践のため、上野の某ホール (正確な店名は忘れました) に朝イチから出向き、閉店まで打ち続け、何とか1万5千個くらい出しました。記憶がおぼろげですが、確か正式に攻略法として出回った手順を検証したのではなく、色々と怪しげな情報を幾つか試し、それを誌面で検証していくというものでした。と言うか、有名になった攻略法がまだ完成されていなかった時期のことです。

 大当りとハマリを繰り返しつつ、何とか負けずに済んだなーと閉店を迎え、台車にドル箱を積み重ねてジェットカウンターに運んでいる最中、やらかしました。今はもうパーソナルシステムが当たり前になり、ドル箱を重ねるという光景自体が珍しくなった感がありますが、当時は (平成4〜5年頃) 大当りしたら店員がドル箱を持って来てくれ、更に大当りが続いたら、座っている椅子の後ろや横にドル箱を積み重ねるというスタイルが一般的でした。それで店全体の出玉感も演出できるわけです。

 ただ、このやり方だとドル箱を重ねた際に玉があふれたり、こぼしたりすることが珍しくないわけで、そのくらいならまだしも、いざ運ぶ際に誤ってひっくり返したりすることがままあるわけです。しかも、それが1万個を超える玉数となると周囲はこぼれた玉で溢れかえるわけで、いざ店員さんが磁石を持って来てくれても、ばらまいた玉全てを元に戻すには時間と手間もそれなりにかかり、それで全ての玉を回収できるとは限りません。まあ、何と言っても玉をばらまいてしまった恥ずかしさがあり、そういう場に居合わせた方なら分かると思いますが、結構ド派手な音がするんですね。金属音がシマ全体に響き渡ると言うか、あぁやってしまったかと、そんな気持ちでしたね。

 時は流れて今は令和5年、パチンコもスマパチ時代となり、ドル箱って何なんですかと、そんなことを言われる日もさほど遠くないような気もします。

2, パチスロでのローカルルールというのは今もあると思いますが、一昔前はやたらとうるさかったような気がします。1枚、2枚がけ禁止、変則押し禁止、メダルの共有禁止など、まあホール側の事情というのもある程度は分かります。1枚がけ、2枚がけ遊技は客側が不利になるという点は言うまでもないですが、店側としても無駄に遊ばれて、結果として想定している利益が取れないわけで、まあこれは理解できます。変則押しは攻略法云々につながるケースがあるので、まあ歓迎しない店がほとんどでしょう。出玉の共有禁止は等価交換が当たり前になってからは、あまりうるさく言われなくなりました。これもトラブルというわけではないんですが、ボーナス成立後の1枚がけであまり納得のいかない経験をしたことがあります。

 その店はいついかなる時も3枚がけで打ってくださいと、そういう店でした。100%のリーチ目が出た後でも、そのルールは適用されます。無論、3枚がけ専用機の話ではありません。シマの端っこの方で目ざとい店員が目を光らせているんですね。リーチ目出現、ささっと1枚がけでささっと揃え、ボーナスゲームスタートとなっても、店員がささっと近づいてきて「今1枚がけでしたよね。次からやめてください」と言われるんですね。

 アタマきますよね。こうなったら、店員が視界から消えたら1枚がけで揃えてしまおうと、次にボーナスが入ったらそうしようと何度かそのような作戦を敢行したのですが、敵もさるもの、どこかしらから現れて「今1枚がけでしたよね」と言われるんです。もう、こうなったら毎ゲーム目押しをして成立ゲームで揃えてしまおう、それなら1枚がけ云々言われる心配はないと、まあ確かにそうなんですが、BIG、REG同時に狙える機種というのは少ないわけで、7を狙ってハズれたらREG 、あぁここで無駄に3枚がけでバケを揃えなきゃイカンのかと、憤慨する事しばしでした。ちなみに良く打っていた機種はクランキーコンドルでした。毎ゲーム上段青7狙いというのも左リールだけならまだしも、中リールも毎回それをやるとなると非常に疲れるわけで、 いつしかその店に通うのをやめました。他店に比べて設定状況が格段にいいとか、そんな状況であれば我慢したかもしれなかったですけど、決してそんなわけではなかったです。

3, 次もクランキーコンドルに関するお話しですが、今度は違う店です。普通に打ち、ボーナス成立、1枚がけで揃える、そこまではいいんですが、この店は変則押し禁止でした。通常時のみならず、ボーナス中もです。ようするに、ハズシができないわけです。こうなると等価や6枚交換以上で設定5や6を確信できない限り、打つだけ無駄です。周囲を見る限り、別段やたらと出している様子でもなし、順押し小役狙いでボーナスを消化したらヤメようと、とりあえず1回目の小役ゲームを終え、JACゲームを消化していたら店員から声をかけられました。左から押してくれと。

 1枚がけのJACゲームなんて、左から押そうが右から押そうが関係ありません。JACゲーム中だから関係ないでしょうと言ったのですが、とにかくボーナス中は全て左から押してくれ、押してくれなきゃ困るんだと怒鳴られたので、この場合はどっちから押そうと本当に関係ないぞと強く言ったのですが、聞き入れてくれないので、もうそれ以上言うのはやめました。まあ、確かにJACゲーム中も普通に左から押せばいいだけなんですけど、右から押して最後に左リールのストップボタンを押すと次に左の位置にあるベットボタンをすぐに押す事ができるので、旧ユニバーサル系の機種のJACゲーム中は大抵そんな打ち方をしていました。でも、それで怒られたのは初めてでした。

4, 調布市某店での出来事。パチスロコーナーでジャグラーか何かを打っていたところ、何度かボーナスが当たり、下皿にある程度のメダルを貯めていたところ、ちょっと小太りな女性から声をかけられました。タバコを取りたいのでコインを10枚くらい貸してほしいと。一瞬、はっ? と思ったのだが、強引に解釈すると「タバコを買いたいが、近くに自販機はないし、駅の方まで行くのはかったるい。後でお金返すから、少し持ちコインを貸してほしい」と。良く分からないが、まあ10枚程度ならいいかと、メダルを渡したところ、一向に戻って来る気配がない。結局、騙されたわけだが、店員に確認しても、良く分からないとのこと。そういう女性は知らないし、とりあえず以後気をつけるとの事だった。

 ただ、ちょっと気になったのは、その女性は外観から明らかに妊娠しており、それでパチスロコーナーにやってきて、タバコを取りたいからコインを10枚ほど貸してほしいとはどういうことなのか。連れの男がいたのか、それとも単純にタバコを吸いたいけどお金がないから複数人から少数のメダルを拝借し、カウンターで交換して何食わぬ顔をしてさっさと出て行ったのか、まあ今となってはどうでもいい出来事ではある。しかし、不気味と言えば不気味な話なので、東京都調布市周辺で似たような経験をされた方がいたらご一報いただけたらと思っています。

5, 直接的に自分がトラブッたというわけではないのですが、イベント日の台確保に関するお話です。その店は年に一度の特定日があるのですが、その日だけは朝から人が大勢並びます。大半がパチスロ目当てですが、まあ自分も時間があればその日は朝から並ぶようにしています。で、とりあえず自分は並びの後半くらいの位置から店に入り、パチスロコーナーに走り、どれを打とうかと物色していたら、戦国乙女か何か (正確な機種名は忘れました) が空いていたので、下皿にハンカチを入れて確保しました。そして、他によさげな台はないかと物色したものの、特に食指が動くような空き台はなかったので、自分が確保した台に戻ったところ、なぜか他の客が座っている。

 下皿にハンカチ入れておいたんだけどと言ったところ、台横にペットボトルを置いてたでしょとの返答。台自体には何も置いてなかったわけですね。台横までは見ていなかったので、自分が見落としていたのだろう、それはそれで仕方がない、ああそうか、分かったと言って自分は引きました。ただ最近、自分の良く行くホールでこういう人が少なくないんですね。パチンコやパチスロを打ち始めてそれほど間もないのでしょうが、昔からのルールを今ひとつ理解していないと言うか、何と言うか。台横のスペースに物を置いていても、タチの悪い客ならそんなもの無視して座るだろうし、上皿にほんの少し玉を置いていても、そんなものも無視して打たれてしまうこともあります。

 物品を置いての長時間の台キープは良くないですが、ほんの数分程度なら黙認、ないしトイレに行ったり、喫煙所に行ったりの離席の際は何かしらの物は置いていて当然でしょう。ですが、台そのものにではなくて、台の横に何か置いていたり、上皿にほんのわずかの玉を置いていたり、それで台を取られたと言っても揉めるだけです。最近はスマスロやスマパチのために離席札を用意してある店も増えてきたようですが、現行機種でもそのような札を利用できればと思います。