こちら田舎では、今年だけで既に3軒ものパチンコ店が閉店しました。そんな中、かなり遠くではありますが、北陸の中心福井市に全国随一のチェーンを誇るM店がオープンする話は聞いてました。減ることはあれ、オープンなんてトンと無い田舎ゆえ、多少興味はありました。こちらでオープンしたお店は殆どその行列に参加してきましたが、もうその感覚も昔話となりました。

M店が福井市大和田にオープンしたのは4月27日。それから2か月経ちましたが、盟友ケンケン氏の都合もようやく合致し、おおよそ5年ぶりとなる福井市遠征をすることとなりました。5年前の前回も、エリア初出店の随一チェーン店がオープンした際の初の7の日に2人で遠征しました。その時は看板機種北斗無双を打って千回転ハマリなど喰らい、あえなく敗退いたしました。

福井市は9時オープン。どうしても開店に間に合わせないと気が済まないケンケン氏方針に乗っ取って、家を朝6時20分に出発。途中ケンケン氏と合流。本当はケンケン氏の車に同乗したかったのですが、エアコンが壊れたまま、ということで仕方なく私の車で行くことに(この猛暑でよくエアコン無しで乗れるものだと思ったり)。

高速の若狭道から北陸道に入る。道中ケンケン氏が「あれ?なんという名前の店だっかか、潰れてるみたい、信じられん」。私が「カイホツ?」ケンケン氏「そうそう、開発と書いてカイホツと読む」。いや、そう言ったけど、と思ったり。で、後で調べましたが、そのお店は営業していました。

北陸新幹線の、住宅地も田んぼも強引に通す橋げたも殆ど出来ていました。見た目高く、来年開業という敦賀駅でも相当に高い位置になるそうです。

福井北ICを降り、あっち、こっちと2人で言いながらどうにか開店15分前に到着。やはり30分前に並び替え抽選をしていたようで、その行列の後の一般入場で入る。なぜ入り口の無い方に向かって皆並んでるのかが?でしたが、壁と思ってた所が下から開いたのには驚きました。また、開店前から冷房の効いた建物内で過ごせるのは好印象でしたね。

この系列の店舗はやはり同じ香りを使ってるのを思い出しました。プンプン匂わせ、気分を高揚させてお金を使わせようとする狙いを感じました。

予め打つ候補機種を調べていて、その主な狙いの4パチ甘デジの島は、朝しばらくは無人状態で、これは渋いのか、とも思ったり。しかし「わんパラ」がマシに見えたので打ってみました。思ったより回らない、という間に2度当たり、2度とも時短スルー。そして3度目は遊タイムの天井までもう少しの所で当たってしまう。時短中1×9のリーチで魚群が!しかしハズれ、そのままスルーで嫌気がさして台移動。

初打ちとなる「甘スーパー海物語2金富士」。これ、ヘソでも電チューでも1/2が10R当たりで、全ての当たりが30回転ST、平均連は2連。で、私の実践は単が多く、3Rの方に偏るという残念なパターンに陥る。

方やあれこれ打って回らん、と言いつつ、このお店の看板機種「牙狼」を打つとばかり思ってたケンケン氏がなんと「甘金富士」へ。これが、3%しかない10R+ほぼ次回も当たる長時短付きの当たりを3度も当てたり、継続率50%を7連+7連決めて一気に出玉をほぼ等価店で1万発近く伸ばしたり、私とは違い流石の爆発を見せていました。

私はその後「まわるん大海4アグネス」でようやく腰を据え、なんとか少しだけ回収。店内のBGMは終日マリンちゃんソングが流れており、海シリーズで1番設置の多い「大海4ブラック」を触るもイマイチでした。大当たりする度にデータカウンタから大当たり効果音で煽るのは今風に感じました。

店内、牙狼など看板機種はドル箱を使用し中央通路に雛段積み方式を取っていて、出玉感を見せる演出。で、看板機種以外はパーソナルシステムだったので、明らかに看板機種の方が狙い目な感じではありましたが、まあ1/319はね。そうそう、甘デジでも遊タイム機はラムクリしている形跡がありましたので、そういう方針に感じました。

また、店内の飲料の自販機は全て紙パック。これ、原価が安くこういったトコからも営業してるな、とも感じました。また、トイレへ行くには必ずスロエリアの真ん中円形部分を通らねばならず、こういった動線を工夫してるのを感じました。

結局、ケンケン氏は5年前のリベンジ成功。私は返り討ちに遭いました。まあ、私はこの系列店で勝ったことが殆ど無いです。思い返せばこの系列の初打ちはまだ無名だった40年前、東大阪の小型店。新台のルーレット型デジパチを打って私の台だけ当たりませんでした。

この全国規模の系列の1号店は京都府北部。そして今も京都府下1店舗のみなのは、開店当時地元商店街へ、開店は1店だけという約束を頑なに守ってる、とも聞きますが、7の日にこのお店へ遠征し、当時その甘さで有名だった「銭形平次」を打って、単、単、単、で敗北した記憶が蘇ります。ヘソはかなり開いてたがお辞儀をしてたな~。

遊技終了後、ケンケン氏からの要望で店舗調査。というかお店から出る際にすごい車の行列。これ、駐車場設計おかしいんじゃ?行きたい方向へは行けず、大回りしてようやく脱出。まあ、ケンケン氏によると「福井県民はどこかと違い、出ようとすると開けてくれる」とのことでしたが、私はその割込み行為はしたく無い派。対向車に途切れが無ければ右折は回避派です。

その後、以前に大工の源さんやブラボーファイブを打ったU店と5年ぶりのM店を周りました。先ほどのお店の店内が明るかったため、なんか暗くお客も少な目に感じました。そして高速に乗り敦賀で降りて中華店にて食事をしました。

ケンケン氏と遠征する際は、パチンコ以上にパチ談義や世間話が楽しかったりします。今回も長い道中会話が途切れることはありませんでした。中で印象的だったのが、ケンケン氏母上(別名、菩薩様)の健在ぶり。

先日久しぶりにケンケン氏マイホ、得意の甘海で実践。で、その台の過去最高大当たり回数を更新しなんと96回の大当たりをさせたとか。そして話はそれだけに留まらず、翌日違う甘海を打って、またまた今度は甘海全台の中での過去最高大当たり回数を更新し、なんと126回の大当たりを叩き出された、とのことでした。

母上は毎回毎回連チャンする、の言葉は何十年も前からの決まり文句です。