気付けば、パチスロに続いてパチンコもスマート遊技機がリリースされ、稼働開始となっていました。

そんな風に進化を続けている遊技機ですが、勿論それはハードウェア面に限った話ではなく、新たなゲーム性の開発・コンテンツの多様化もひっくるめて【進化】というのかな・・・と。

そして、現役プレイヤーであり続ける以上は『その進化について行く』若しくは『海シリーズ・ジャグラーシリーズ等の不変的なコンテンツを極める』といった選択肢があるでしょう。

で、私はどちらかと言えば前者寄り。

まぁ、そもそもが4号機末期に本格的に遊技デビューしたので、そうなるのが必然のような気もしますが(苦笑)。

という事で、今回は進化の最たるスマスロの最新機種に挑んできたのですが、同時に原点回帰したかのような気分でもあります。

・実戦ホール
  →筆者地元(都内)の駅近郊スロ専店
・ホール特徴
  →王道機種構成、低貸しアリ
・交換率
  →46枚貸し・5.2枚交換
・実戦日
  →令和 5年 4月 5日(水)
・実戦開始時間
  →10時00分頃

その日は新年度となって3営業日というタイミングではあるものの、自身にも担当内にも人事異動等が無いと言う僥倖と、日頃の賜物による仕事の調整にて5日(水)の休暇確保に成功。

と言う事で、迎えた5日の朝。

有休休暇ながらも仕事の日と同様の時間に起床し、朝8時には実戦店舗へ到着。

何故、今回は2時間の行列を選んだのか?といいますと、本日の実戦機種が・・・


スマスロ北斗の拳(Sammy)

だからです。

私の地元に導入されたのは4月3日(月)だったのですが、どうも導入日前日には夕方からの徹夜組も出ていたようで。

その人気っぷりに『平日とはいえ、導入3日目。まだ台取り自体からして苛烈なのでは・・・?』との懸念がありましてね。

実戦日時点では掲載予定日がまだまだ先とは言え、休暇まで取得した上で実戦に臨むからには絶対打つつもりで2時間並びを決め込みました。

そもそも、冒頭だったり過去のテーマコラムだったりに書いたように、私にとってのパチスロのルーツを辿った先には4号機の初代北斗の拳が居るワケですから、その初代を色濃く継承・進化していると謳われた日には、そりゃ『いち早く触りたい!』と言う気持ちも有りまして。

とはいえ、会社勤めゆえに新年度初日である3日(月)から休むのは不可能。(仮に休暇を取れていたとしても、徹夜組の存在は想定していなかったので打てなかっただろうから、休めなくても結果的には無問題でしたがw)

それでもどうにか休みが取れるとしたら最速であろう5日(水)で諸々を調整し、幸運にも休暇を獲得できたので、何が何でも打つ覚悟で並びました。

正直、2時間前でも『出遅れた!』と思ったのですが、幸いにも先着入場の実戦店にて先頭を確保できましたので、この時点で打てることが確定!

肌寒い中、温かい缶珈琲で暖を取りつつ、新聞を読んだり音楽を聴いたりしての開店待ち。これもまた久しぶり故に『原点回帰』のひとつでもありますね。

そんな風に思いながら待っていると、野良猫や烏、出勤してきたホールスタッフなんかは現れるものの、一向に増える事のない行列・・・

結局、二人目が現れたのは現れたのは、開店30分前の朝9時半・・・

『あと1時間長く寝てても、余裕で先頭確保できてたやないか。』と思うも、それはあくまで結果論。冷静に開店を待つだけです。

何だかんだで開店時の行列は北斗の設置台数を越えましたが、先頭ゆえにそこは無問題。

悠々と北斗のシマに向かい、このホールの傾向でいえば新台は暫く角2が強いのですが、データ採取と写真の都合も有るので角台をキープ

マイスロのパスワードを入れて早速実戦開始・・・の前に、軽く機種概要をしておきますかね。

過去に5号機・6号機で北斗の名を冠する機種は多々ありましたが、本機が一番色濃く初代を継承しています。

特筆すべきは、やはりBB(バトルボーナス)の初当たり抽選と継続ですね。

BB初当りまでのプロセスが、初代と同様に・・・

  • 内部状態(地獄・通常・天国・前兆)を上げてレア役で刺す
  • 内部状態問わず【中段チェリー】の25%で刺す

である事と、バトルボーナスが継続率管理かつ初代踏襲の66%・79%・84%・89%の振り分けというのが非常に大きいです。

ちなみに、継続抽選も初代踏襲でBB中の小役獲得区間最終G(JAC)の第3停止を離した瞬間に行われるとの事で、その辺も胸が熱くなりますね。

とまぁ、ひと言で言ってしまえば『4号機北斗経験者であれば何の違和感も無く打てる機種』です。

他にも解説したい部分は色々有りますが、その辺は実戦に沿って述べることとしましょう。

緊張の第一打で表示されたのは、サウザーステージ。その後特にすぐジャギステージ移行等はなかったので、内部状態は通常以下濃厚ですね。

懐かしさと新しさを同時に堪能しつつ打つこと173Gにて、本日初の中段チェリー

・・・が、此処では25%も刺せず、特に天国に上がった雰囲気も無し・・・。

天国滞在示唆演出等も、おそらく初代の法則が全て継承されている感じでしょうから、逆に言えば通常や地獄滞在の雰囲気も判りやすいですね・・・(苦笑)。

その後、270Gで弱スイカ契機でラオウステージに移行するも、ここでも特に強い示唆は無し。ガセ前兆も健在ですねw

そして302Gで2発目の中段チェリー、305Gで強スイカと立て続けに引く・・・この『逆の順で引けよ』感も初代・S.E.で幾度も辛酸をなめさせられたっけか。

とはいえ、この強役2発でラオウステージに移行したとなると、多少の期待感はあります。

・・・と、そう思っていたのですが、強スイカから32Gを経てもBB告知ナシ。空振ったか・・・orz

何だかなぁ・・・と思っているところの345Gにて・・・

3発目の中段チェリーかつ、演出で出ていた赤雑魚の断末魔が『ヘヴン』と、露骨な天国示唆

ただ、この中チェで上がったがゆえの演出なのか。それとも引いた時点で天国である示唆=内部的にBB確定なのかは、未だ判りません。

出来れば後者で。そう思いつつ消化を進めると・・・

黒王号の足跡→崖→駆ける黒王号と言う懐かしい流れを経てラオウ登場!初BBありがとうございます。

AT機ですので、7を狙えの告知を待って・・・

・・・ん?

マ ジ で す か ?

初打ちの初BBが北斗揃い(1/7,274)とか、原点回帰としてお膳立てが過ぎるんですがw

ともあれ・・・

北斗揃い(BB継続率:84%or89%)赤オーラにてBBいただきました、ありがとうございます。2時間並んだ甲斐があった・・・(涙)

BB(バトルボーナス)は1setが30G+αの小役G(増加区間)と8Gの継続バトル(減算区間)で構成されており、AT純増は4.1枚/1Gとなります。

懐かしくも新しいBBを消化していくと・・・

・・・2set目の継続バトルで早々に剛掌波を喰らい、ケンシロウ倒れる・・・orz

いやいやいや、北斗揃いだし、大丈夫だよね?とBETを押すと・・・

リン登場にて復活!そりゃこんなショボ連じゃ終わらせられませんw 危なかった… (※心の声)

その後、特に89%示唆演出はないものの・・・

剛掌波回避やBGM変化、復活等を挟んで順調に連チャンを重ね、このまま初打ちで初昇天達成へまっしぐら・・・!

と思いきや、17連と言う煮え切らない連チャンでBB終了・・・これは悔やし過ぎる。。。

でもまぁ、とりあえずそれなりの持ちメダルは出来ましたし、流石に此処で勝ち逃げを決め込んで『初打ち終わり!』とするのも味気ない

勿論、続行します。

で、打ち始め~初当たりまでのドキドキ感や手探り感も落ち着いたので、打ち進めつつも改めてスマスロ北斗の打感や諸々を確かめているのですが、完全に初代のそれに近いですね。

通常or地獄滞在と思しきシンステージ・サウザーステージの往復にヤキモキしたり、天国滞在くさい状況でベルを引くたびランプの色に注視したり、欲しいトコロで出てきてくれない中段チェリーに焦らされたり、天国滞在濃厚状態で頻発するリプレイと角チェリーにイライラしたり・・・と、初代を打っていた際の感覚を否応無しに思い出させられます。

そんな懐かしさに感けている間に、気付けば中段チェリーを4回スルー・・・。

そして、北斗揃いからのBBで得たメダルの7割程度を飲ませた996Gにてようやく2発目のBB・・・長かった・・・。(赤7青オーラ)

とりあえず単発は回避し・・・

2set目の継続バトルでレイの拳!初代踏襲ならば継続率79%以上濃厚ですし、飲まれたメダルを取り戻すチャンスです。

そして次SET開始画面、PUSH指示から・・・

出た。

新要素である上位AT『無想転生バトル』突入のチャンスゾーンです。

15G間にレア役での抽選or白BAR揃いを目指し、見事射止めれば脅威の継続率94%のBBへと移行します。

で、このチャンスは・・・

・・・BARを狙えは4回ほどあったものの、射止められず・・・orz

そのまま再開した3set目の継続バトルにて、ラオウのキックの前に沈みました。(3連:497枚(計934枚))

色々とチャンスを逃したな・・・と思いBETを押すと、ジャギステージからのスタート!天国滞在に期待が持てます。

そして、BB終了後僅か26Gにて中段チェリー!ジャギスタートでコレはアツい!

・・・と思いきや、その直後にシンステージに移行。もしかしたらガセジャギだったか、それとも速攻でモード転落(リプレイの約1/8)を引いてしまっていたのか。

ただ、この手のヒヤッとさせる流れは初代でも幾度と無く経験していますので、中段チェリーからの32G間は己を信じるのみです。

すると、残り10Gを切るところでシンとのバトルに発展し・・・

撃破!どうにかチャンスは活かせました。

・・・が、赤7青オーラでキック一発ダウン。活かし切れてなかった・・・(白目)。

そして、BB後はシンステージから開始となり、またも中段チェリーが引けない展開でズルズルと引っ張られる。

269Gを要してようやく中段チェリーを引くも敢え無くスルー。その後また中段チェリーが影を潜めるも、ショートスパンでの弱スイカ5発が奏功したのか・・・

404Gでデビルリバースとのバトルに発展し勝利!

このBBも赤7青オーラと不安な出だしとなり、3連の409枚で終了・・・ジワジワと削られてBBを刺すも、使った分を回復し切れない展開になりつつありますね。

その後、やや早目の273Gで天国濃厚状態でのチャンス目からBB(赤7青オーラ)を射止めるも、ここは2連で剛掌波に散る・・・(208枚)。

この時点で、持ちメダルが590枚。投資分とトントンくらいまで追い詰められてますね・・・。

でも、まだまだ追います。

すると・・・次の当たりを射止める前に追加投資に突入する事に・・・北斗揃い引いたのに追い銭展開とは・・・(遠い目)。

都合5本の追い銭を投じて、約750Gぶりに引いた中段チェリーからBBを射止めるも、5連続目の赤7青オーラ。他の色のオーラ何処行ったのよ?

若干の苛立ちのせいなのか、継続バトル1発目のパンチでダウン。流石に復活あるだろとBETを押したら無情のパシュン・・・これもまた北斗らしい展開っちゃ展開ですが、今はご遠慮願いたかった・・・orz

あっと言う間に単発分のメダルは飲まれ、更に追い銭2本を入れたところの99Gにて中段チェリーからランプ矛盾!天国滞在確定演出+中段チェリーにて内部的に確定です。

安心していると4G後に速攻でシンとのバトルに発展して勝利!赤7から・・・青オーラは否定するも黄オーラと、あまり振り分けに期待が持てない色なのは変わらず。そして案の定2連目で剛掌波の前に為す術無しの234枚獲得。

その後、163Gでウイグルとのバトルを制し、どうにか持ちメダルで次のBBに繋いだものの、安定の赤7青オーラにてキック1発で単発終了・・・

BB後の天国移行も弱く、中段チェリー強スイカの落ちも悪い、更にはやはり隣=角2が高設定臭い挙動を醸している事もあり、このBBで得た僅かなメダルを持って撤退を選びました。。。

投入: 920枚
回収: 222枚
差枚:-698枚

※マイスロのキャプチャはこちら(別タブ・別ウインドウで表示)
※詳細実戦データはこちら(別タブ・別ウインドウで表示)


開幕の北斗揃いという魅せ場はあったものの、その後は見事な尻すぼみという苦い初打ちとなりました・・・(白目)。

ただ、収支こそマイナスではあったものの、思っていた以上に記憶の中の『北斗』に近い打感であるのが確認できて事で、非常に満足していますw

ちなみに、一応演出を『初代モード』にするカスタムや、北斗カウンターを非表示にしたりも出来ますが、演出頻度自体さほど高くないですし、5号機ART北斗(救世主)や新規の演出も特に違和感や拒否感なく楽しめました。

で、このスマスロ北斗に対しては一部で『スリープユーザーがプレイヤーに復帰するきっかけとなって、遊技人口の増加に寄与するのではないか』という期待も寄せられています。

あくまでも個人的な見立てですが、遊技人口増加云々に関しては『過度な期待かな?』と思っています。

まぁ、【4号機北斗に慣れ親しんで、5号機・6号機で遊技から離れた層】が再びスロを打つ相当強いきっかけになる事は間違いないでしょう。

ただ、それは『北斗であれば打ちたい』という事であって、『スマスロ北斗【以外】の機種』にまで『打ちたい』という気持ちが拡がるかというと、それは別な次元の問題なのかな・・・と感じています。

まず間違いなく『呼び水』としては十分な存在である一方、それが『焼け石に水』と言う皮肉な話にもなりかねないワケですからね。

ともあれ、とりあえず個人的には今後確実に実戦対象として打ち込む機種に成ると思っていますので、来月以降の実戦記が北斗だらけになるやもしれませんが、そこは温かく見守ってもらえると幸いですw

と言ったところで、北斗への思い入れゆえに普段以上の超長文となってしまいました実戦記を〆たいと思います。

(K.S.Yuki)