あれは安田プロのつぶやきでした。

ちょびサンが産休からガイド誌に復帰された頃ですので、もう数年前になりますね。これは内緒にというか、私の胸の中にだけ、大事に仕舞っておこうと思っていたお話。もしかしたらTwitterをされている皆さんの中に、ご記憶の方もいるかも知れません。

ママになって戻ってきたちょびサンに、安田プロが「ふとそんな気になってみたくて頼んだ」とありました。なんだろうと思って続きを読むと、次にちょびサンの一言が。

　お父さん、ただいま！

たまんないな。思い出してもたまんなくなる。

だってもう目に浮かぶでしょ、優しく下がる安田プロの目尻、その前で弾けているちょびサンの笑顔が。

クリスマスの時、九州からお見えになった女性に渡しました、世界に一枚の絵はがき。

この写真はちょびサンご本人にいただいたものです。

配信動画でお話をさせてもらいました『遊技日本』誌（公式サイト）。誌面とweb版で長く連載を持たれていますCRAナカムラさんから、悠遊道の広告ページをと連絡を頂きました。メーカーやホール関係者が読む業界誌です。気合いを入れて作りたい。是非とも安田プロの写真で作りたい。

そこでちょびサンが真っ先に浮かびました。Twitterのアイコンもそうですが、ちょびサンが撮る安田プロは違った角度からのアプローチで、印象的なものが多いんです。ただいきなり頼んでもよいものか、とても悩みました。２枚か３枚か頂戴できないかな…そう思いながら、お伺いしました。すると──

受信の通知が止まりません

えっ！この並んだお二人の写真を皮切りに、何枚も何枚も続けて届けられました。連絡してすぐの事です。止まらない通知、この写真で２時間笑いが止まらなかったという可愛いエピソード、止まらない通知、ちょびサンを通して見る安田プロの様々な表情、止まらない通知、

……あかん！もうあかん泣く

思わずそう返事して、途端にポロポロとポロポロとこぼれては落ちました。

ありがたい気持ちと、よくわからない心が混ざった涙。ひとのこころのあたたかさよ。

悠遊道に入って「ちょびサンてどんな方ですか」と万回転さんに聞いた時「ああ！ちょびサンは凄腕と聞く」と返ってきました。ガチプロたちの中でそう言われている。

浮かぶあれこれ。それはDVDや誌面を通してでしたが、いっぺんでちょびサンを好きになったこと。皆さんもそうでしょ？大好きだよね。カルシウム補給。鳩の写真。実戦罰ゲームでヴォエつって涙目じゃ。ムムさんへのあだ名。SNOWという加工アプリが出てすぐ､安田プロと顔交換してたっけ。ケラケラとケラケラと。笑い出したら止まらない。かわいいひと。笑顔しか見た事がない。本当にガチプロだったの？そうですよ、安田プロも書かれていましたもんね、プロとしての横顔を。そう言えば最近、手元を撮った動画をツイートされていました。その繊細にして美しい動きに驚きの声が上がりました。

パチンコというちょっと特殊な世界。プロ時代に出会った人たちについての連載もありましたよね。少し前には「スキージャンプペア」についてのミニコラムが。その中で「トナカイクリーム」なるものを教えてくれたちょびサン。スキージャンプペアは、周囲のベテランたちに「まっきゃんに打ってほしかったな」と言われている台なんです。

すべては、つながっている──

そうだ、関係ない話ですが、何故かちょっと思い出すので、書いておきます。

大阪から東京に引っ越してきた頃ですので、もう23年ほど前の話。パチンコを打つようになるだなんて、みじんも思っていなかった頃です。

アパートは駅から遠く、当時まだ自転車にも乗れなかったもんですから、バスを利用していました。ある朝、バス停に向かうと幼さの残る男の子が一人、先頭に立っていました。その後ろについた私。ほどなくバスがやってきて、ドアが開きます。すると先頭にいた男の子が、ドア横にすっと体をどかして私の前をあけ

　どうじょ

こう言ったんです。片方の手が私をさっと促しています。どうぞ。レディファースト！目の前の小さなジェントルマンよ。その紳士の仕草と可愛らしいことばに胸がいっぱいになったものです。

どうして思い出したんだろう。ちょっと変な話になりますが、ふと思うんですよ。ちょびサンのお子さんが先回りして現れたんじゃないかって。あの小さな手を思い出して、なんとなくそんな気持ちになったのでした。

そして実は今日は、私の53回目の誕生日なんです。

何かが。何かがね、何かによって引き寄せられて、こうしてまあるくつながっていく。そこに「パチンコ」という４文字が含まれていて、あたたかな気持ちになる。悪くないでしょ、パチンコって。色々ありますけど、少なくとも私は、幸せを感じる場面の方が多いです。

ああ、何だかまとまらないな……。じゃあもう、ただ言ってみようか。こんなんなんべん言うてもええですからね。胸の中にはいつも。

ありがとう

ちょびサンありがとう

好きなひとがたくさんいる。

素晴らしいな

パチンコありがとう

つないでくれてありがとう。

・初パチンコ：2015年（47才春）
・本業：映画ライター
・猫とプロレスを愛する東京の大阪人
・クセ強め/耳遠め

代表？コラム
パチンコは悪なのか
アンドレ氏からの挑戦状
忘年会
恋すろっと
当店では止め打ち、ヒネリ打ちなどの
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