気付けば8月。

ふと視線を窓の外に向けると、焼け付くほどに眩しい真夏の日差しが照りつけて、猛暑・・・いや、酷暑と言う方が相応しい気温の推移となっています。

そんな風に明るさと暑さが付きまとう日々と相反するかのように、皮肉にも今の日本の諸々は暗く寒いと言えるのが現状。

長引く第7波によって1日あたりの新型コロナウィルス感染者数は減少の兆しも見えず、物価上昇等も相まってか消費者態度指数も2ヶ月連続低下・・・と、暗い話ばかりですからね・・・(遠い目)。
※消費者マインドの数値(指数)化による景気指標、消費動向調査による数値のひとつ

…と、何だか暗い話題が付きまとうのが常な雰囲気が否めまない雰囲気ですが、悠遊道執筆陣が綴るコラム・ブログが読者の皆様にとっての「一服の心の清涼剤」となってくれれば良いなぁ…と。

さて、そんな清涼剤たる8月度コラムのテーマですが、既に公開分のじゃじゃさんや佐々木師匠のコラムにも記載の通りに…

ホールで体験した嘘みたいだけど本当にあった話

となっております。

このテーマにピッタリなエピソードとして【110本投資を捲った話】や【ボーナス間約3,000Gハマりの話】、【自身のエピソードが漫画化される話】があったのですが、既に別のテーマ・タイミングで放出済み。というこのヒキ&間の悪さよ・・・(白目)

まぁ、まだまだエピソードのストックは色々とありますので、先発のお二人に負けぬよう、キッチリとポテンヒットで出塁しておきます。敢えて『ホームラン』とは言わない謙虚な姿勢(真顔)。

ちなみに、野球に興味がない為にポテンヒットの箇所に最初『凡打』と書いてしまっていた&○oogle先生で調べて慌てて修正したのは内緒ですw

ノーマル確変機の闇

明確にいつだったかは覚えていませんが、当時のマイホにてパチンコを打っていたときの事。少なくとも干支一周分以上は前だったとは思います。

何故なら、打っていた機種が右打ちの無かった花の慶次シリーズ(ニューギン)のMAX機。それゆえ、おそらくは『CR花の慶次~愛』か『CR花の慶次~焔』のいずれかのハズです。

ちなみに、若干の誤差はありますが大まかなスペックは・・・

  • 大当たり確率:約1/399
  • 確変振り分け:80%(電サポ:次回まで)
  • 確変中確率:約1/39

となっています。

で、当時の実戦データが手元に無いのですが、そのときは初当たりから無事確変を射止めて出玉を数箱積んでいました。

そして、何連目かの電サポ中。それまでサクサク当っていたハズの当たりが急に遠くなる。

更には、ハマる事によって電サポ中の玉減りのエグさにようやく気付き、ココで今更のようにスルー周辺の強烈なシメ傾向を知る。という体たらく。。。

如何せん、昔は今以上の『ヒキ依存型プレイヤー』でしたのでね(苦笑)

と、話を戻して・・・。

このときは9割強埋まったドル箱が手元にあり、上皿と下皿分にも玉がある状態。ゆえに「まぁ、多少ハマっても良いかwご愛嬌ご愛嬌ww」と余裕をかましていました。

ところが、前述の通りに確変中は大凡1/39で当たるハズが、スローペースながらも着実に加算されていく回転数。。。

データランプの当り回数が増える事無く回転数のカウントが600を超えたところで、その時は訪れました。

ええ。

まさかの『電サポ中、一箱(約1,600個)ノマれ』と言う 偉業 不名誉達成の瞬間です・・・orz

積んである箱をもらう為に呼び出しボタンを押すも、店員氏は当然のように連荘と思って新しい箱を持ってきてくれたワケで、積んだ箱を手元に上げてくれた際の気まずそうな表情たるや・・・。

ちなみに、最終的に当ったのは確か700回転を過ぎたあたりと記憶しているので、ざっと『確率の約17~18倍ハマり』と言ったところですね。。。

所謂『確率の○倍ハマり』と言う不幸自慢で言えば、これが私史上ワースト記録なのは言うまでもないですね(遠い目)。

 

嬉しくないホールインワン

これもまた数年昔の話です。

そのホールは貯玉再プレイが可能だったのですが、貯玉の払い出しが通常の賞球や貸し出しの払い出し時とは異なり『専用のノズルから出てくる』と言う仕様になっていました。

ただ、ノズルの出口から上皿までの距離が微妙に遠い上に調整もできず、非常に使いづらい代物でもあったんですよね。

そんなホールでの実戦時。

何の機種かは覚えていないのですが、台を選んで着座し、おもむろに会員カードをサンドに挿入。

会員カードが認識されるまでの数秒を狙い、左手に持った缶珈琲のプルタブを右手人差し指で持ち上げる。

そうこうしていると会員カードが認識されたので、右手はハンドルに添え、左手で器用に缶のプルタブを寝かしつつ貯玉払い出しボタンを押し、遊技台の左側に缶を置く。

その刹那。

貯玉払い出しノズルから出てきた玉が上皿で見事なワンバウンドを決めて、缶珈琲の飲み口に華麗にホールインワン

・・・なんとなく『池ポチャ』の方が正解な気もしますが、それはさて置き。

いくら洗浄されてるとは言え、流石に玉が飛び込んでしまった珈琲を飲む気は起きず。

そのままトイレへ向かい虚無の表情で珈琲を洗面台に流しつつ缶に飛び込んだ玉を回収していました。。。

言わずもがな、そんな華麗な飛び込みを見せたにも拘らず、ヘソには思ったように飛び込んでくれないんですよね、パチンコ玉って・・・(遠い目)。

 

なんでそうなるの。

再度登場となる当時のマイホの話であり、やはり干支一周程度昔の話。

その日はスロットコーナーにて『機動戦士ガンダムⅢ~めぐりあい宇宙編~(山佐)』を打っていました。

当該機種は継続率管理&ストック型のBC間無限ART「Gエピソード」で出玉増加を狙うART機となり、ART中はこの頃多く存在していた「押し順ナビ+Sin(転落)入賞回避」の手順にて消化するタイプ。それゆえ、Sin回避の為に技術介入が必要でした。

まぁ、技術介入と言っても「いずれかのリール枠内に白BARを狙う」と言うだけの簡単仕様ですけどね。

そうは言っても、勿論ながら「目押しが覚束ない人」や「そもそも白BARすら判らない人」には厳しいでしょう。

話を実戦に戻して。

その日、自身の打っていた台はすこぶる好調。

すると、一箱半程度の出玉を得たあたりで、見るからにご高齢の男性が私の右隣の台を打ち始めました

で、通常遊技のたどたどしさや小役の取りこぼし度合いから、明らかに目押しは出来なさそうな雰囲気が全開。

正直、嫌な予感しかしないのですが、こっちも好調台ゆえ移動するワケにはいかず。。。

そうこうしているうちに、その男性の台もARTに突入。

目押し不要な押し順ナビは流石に大丈夫なようですが、Sinナビが出た数秒後に「お兄ちゃん、これ何?」と聞かれました。。。

心の中で更に嫌な予感が膨れ上がるも、平静を装いつつ『どのリールでもいいので枠の中に白い棒状の図柄を狙って押すんですよ』と答える。

で、自身の台に向き直ろうとしたら案の定呼び止められて「押して」と・・・。

まぁ、BC(ボーナス)当選時にも店員氏を呼んでましたもんね、この方。。。
※当時は未だ店員氏の目押しサービスお咎め無し

本音を言えば『店員氏に頼んでください。』と言って断りたかったのですが、『この機種は単発率高いし、数回の我慢。。。』と思って押してあげました。

が、それが失敗でした。

その方の台のARTは幾度BCを引こうともARTが続く続く・・・

おそらく、高齢者がよく見せる【謎の豪腕】にて最高継続率である87.5%を刺していたのでしょう。

そして、私は私で中間~高設定を確信しているが故に、台移動もできない。

ええ。

自身の台を消化しつつ横目で右隣の台にも目配せをし、Sinナビとボーナス告知が出たら横から目押しをする。と言う面倒臭さ極まる状態で遊技をする派目になりました・・・orz

数時間後、ようやく右の台のARTが終わりを迎え、その方が粘る事なく出玉を流してくれたことで地獄のような状態からやっと解放・・・。

その後、余りメダルでの景品と思しき缶珈琲を片手に私のところにきて「お兄ちゃん、ありがと。長々と御免ね~。」と詫びとお礼は言ってくれたものの、流石に『頻繁に目押しが要る台なので、ご自身で押せないなら打たない方が良いですよ』と、【表面上はお兄ちゃん/内心:鬼いちゃん】の気持ちで冷淡に苦言を呈しておきました。

申し訳無さそうな表情を見せて立ち去るその方の小さな背中を見送りつつ『キツい物言いだったかな』と言う軽い自己嫌悪に苛まれる。

・・・が、その2日後。

マイホのスロットエリアに向かったところ、ガンダムⅢのシマで遊技している上述の高齢者を見かけてしまい、膝から崩れ落ちる私が居ました。。。


と言う事で、嘘みたいなリアルエピソードを3つほど放出してみました。

いずれも当時はイラっとなった出来事でしたけども、今になってネタに昇華する事で笑い話として振り返れているならば、それで良いのかな・・・と。

そう考えると、どんな『イラっとした事案』であっても、そう遠くない未来に笑い話として何かのネタに使える可能性もありますしね。

そういった意味で、冒頭に書いたように【今の日本の諸々が暗く寒い】ままですと、何年か経って振り返ったところで『一切笑えないであろう事案』ばかりになってしまいますので、早々にそんな事態から脱却して欲しい。と、ただただそう願うばかりです。

といったところで、当方の今月のテーマコラムを〆させていただきます。

(K.S.Yuki)